今や世界中が禁煙、嫌煙傾向になりつつある一方、アメリカやヨーロッパの一部の地域やタイ等ではマリ〇ナは推奨されておるのが納得いかない七鉄じゃ？！タバコは有害でマリ〇ナはOKってなんだそりゃ？じゃが、わしは一週間ほど前から約10年ぶりにシャグ吸いを始めておる。“シャブ”じゃねーぞ、シャグ！手巻きタバコじゃ。バンコクで10数年ぶりに再会した知人が、日本のお土産として懐かしいシャグを下さったのがきっかけじゃった。
タイから一度本帰国をした2006年ぐらいからわしはシャグを吸っておったので、スーツケースの奥にはシャグ用のローラー、フィルター、ペーパーをしのばせており、それがようやく日の目を見ることになった(笑)

頂いたシャグ2パック約60gを吸い終わった後、バンコクであらたにシャグを入手するべく調べてみたが、デカイこの街でわずか3軒しか取り扱い店がない。老舗の有名店が規模を縮小しながらも経営され続けていたのは有難かったが、訪れてみたら取り扱い銘柄はわずか20種類程度。それでも嬉々として数種類ほど購入したら店員さんが喜んじゃって、聞いてもいない情報をアーダコーダと(笑)
「かつてのタバコ店はほとんど廃業かマリ〇ナ店になった」「タイの若者はタバコ嫌いが多いから新しい従業員が集まらない」「うちは紙巻タバコを吸うよりお得な価格設定にしてある（それって違法？）」「このシャグには〇〇ウイスキーが合う」「もし葉巻を買いたくなったら、うちよりも〇〇店がいい。品質管理がしっかりしている」etc
30歳くらいの男性店員さんは10分間くらい喋りまくり！こっちのタイ語理解力が途中から追っつかなくなってきて、わしゃ～最後は愛想笑いとテキトーな相槌ばかり(笑)なんだかシャグ好きという絶滅危惧種的人間同士のおかしな邂逅のようなもんじゃけど、店を出た後は大通り沿いをスキップしたくなるような高揚感に包まれた！

家飲みを止めてからそろそろ1年。長年の習慣のひとつが欠落した喪失感ももはやなくなったが、その代わりに“久しぶりシャグにでも拘ってみるか”ってのがホンネであり、これは小さな禁酒効果かもしれん！（逆効果？）
そしてもうひとつ。シャグを吸っておると懐かしい昭和の気分へ回帰できる気がする。燃焼促進剤等の混ぜ物がなく、タバコの葉をぎゅっと凝縮させて巻けるシャグは、わしがタバコを吸い始めた昭和50年代頃のハイライトとかゴールデンバットに近いピュア＆ワイルドなテイストなのじゃ。まあそのうちにシャグから葉巻に移行したら、パーカー大佐みたいに恰幅のよい体格にせにゃならんな！The-Kingが追求しておる若きエルヴィス・スタイルはクールな諸君に任せて、わしは大佐路線でいくかもしれないのでその時はよろしゅーな！