ハロ～諸君。先日学生時代の同窓会にほんの少しだけリモート参加した七鉄じゃ。親愛なる学友たちから異口同音に「もういい加減日本に帰ってこいよ。みんな待ってるぜ」と言って頂いた。その言葉が一種の社交辞令であることは分かっておるが、「そうだよな、そろそろ～」って考えたりもするから学友というのは有難いもんじゃ。
　このところ、この時期にしては近年稀なほどバンコクは暑い。少なくとも現在のアパートに引っ越してからの10ヶ月間でもっとも暑い。昼間はベランダから強烈な電熱器で焙られているみたいな灼熱状態じゃ。残り少ない体力を蒸発させられているそうで、「あ～もう日本に帰りたい」って口走ることも度々じゃ。電気代がバカッ高いタイでは冷房の使用は控えめにせんとならんが、現在はさすがに耐えられない！

　冷房のお蔭で正気を取り戻した後は、いつも頭をよぎるのは「帰国しても、果たしてやっていけるのかどうか・・・」という懸念じゃ。「そうだよ。七鉄っあんみたいなジジイは現代の日本の若者に拒否られるだろうから、そっちでおとなしくしとけよ！」という忠告が聞こえてこなくもない！？特にネットでワケワカンナイ、一体それの何が悪いの？ってニュースを目にするとより一層不安になってくる。

「勤務時間中に昼食用弁当をレンジでチン　大阪市水道局が60代男性職員を処分　約1年間で188回「お弁当を温めている」と内部通報あり調査」
なんだこりゃ？勤務時間中に弁当食ったんじゃないんだろう？約1年間で188回って、そんな事をカウントする監視役が職場にいるのか？？
「バスの運転手が高速道路のサービスエリアでカレーライスを食べて通報される」
仕事中に飯を食ってると判断されたのか？匂いのきついカレーが問題なのか？？飯食ったら眠くなるから運転は危険だって言いたかったのか？？？
通報する方もストレスが溜まっていて何かに八つ当たりしたいだけなんじゃろう、多分。「何が悪いの？」って疑問はやがて「日本には息抜き出来る場所はないのか」って寂寥感に苛まれるわい。
さらに、もうひとつ。
「コンビニコーヒー“R”カップに“L”の量を注いで懲戒免職の中学校長」
これは何が悪いのか、老いぼれのわしでもさすがに分かるが、社会的地位のある大人がそこまでセコイ事をやってしまうほど日本は一億総更年期障害状態なのか！
ホント、日本発信のネットニュースは海外在住者の本帰国願望をへし折ってしまうようなニュースが少なくない。

タイ人社会の中で、只今日本旅行と日本食は大ブーム中。若い方に「日本に行ったことある？」なんて聞くのは、もはや見当外れな時代になった。しかしもしわしがタイ語が堪能で、上記の部類のネットニュースまで詳しく解読してあげたら、タイ人たちは一斉に日本嫌いになるじゃろうな。昨今の極端な円安によって日本での就職を希望しておるタイ人は減って来たが、それでも一生懸命日本語を勉強し続けて日本行きを夢見ておる方々も、あっさりと方向転換をするじゃろうな。

この際、溜まったストレスを発散、ではなくて徐々に雲散霧消できる日本人の“オアシス的何か”をバンコクこさえることを検討する方が、びくびくしながら帰国するよりかは良さそう。かような考えに至ることが多くなった今日この頃の七鉄でごぜえます。それでは次回までご機嫌よう！