最新の「バーチャル・ロックンロールツアー」の訪問地のひとつ、北米のシアトルでのエルヴィスの足跡を調べておった最中、映画のロケ地（1962年万国博覧会開催会場）にたどり着いた。「え？そんな映画があったか？」ってチェックしたらタイトルは「It Happened at the World's Fair」。なんじゃ、このタイトル？邦題は「「ヤング・ヤング・パレード」だと？？
　わしはエルヴィスの60年代の映画ってほとんど観ておらんから？マークだらけは当然。まあこの点においてはわしはエルヴィス・ファンとしては大失格じゃ。あの当時のエルヴィス映画は邦題はダセーし、ポスターのデザインは「あのなあ・・・」だし、レビューは未だに散々な書かれ方じゃ。Wikipediaにおいては「映画は駄作がほとんどである。」とまで記載されておる。

　あらためてカウントしてみたら「G.I.ブルース」の後に1960～69年の間で26本ものエルヴィス映画が作成されておってまたまた驚き。（またまたファン失格じゃが）某映画撮影前に台本を読んだエルヴィス自身が「どれもこれも同じようなもんばっかじゃねーか！」って激怒したエピソードは有名じゃったな。残された映画に関する評判がこんな惨状じゃあ、わしはともかくとして、新しいエルヴィス・ファンだって映画を見てみようっつう気にならんわな。

　とか思いつつ、「It Happened at the World's Fair」のロケ地のことをあれこれ調べていると、ロケ地が万国博覧会開催中の会場だっただけに、関係する英文資料がネット上でどっさり！映画の抜粋映像も結構見つかり、撮影期間中のホテル滞在記みたいなもんまで読むことになり、いつの間にかまるで映画を観たような気分！いやいや「この映画を観てみよう」って気分になってきた(笑)
　何がきっかけになって新しい事に興味を持つことになるなんて分からんもんじゃけど、まさか「バーチャル～」を続けているわし自身が「エルヴィス映画に興味がわく」ようになるとは思わなかったわい。重要なのは、わしではなくて「バーチャル～」にご参加頂いておる方（ビュワー）に、エルヴィスの新しい魅力、作品に対する新しい好奇心を持って頂けるようなツアー内容にすることじゃ。またまた「バーチャル～」に対して新たなるやる気が出て参りましたわい！今後とも皆様のご参加をお待ちしております。