ハロ～諸君！やっぱりエルヴィスは存在自体が別格じゃった！「今更何を言ってんだよ。七鉄ジジイは存在自体が失格だろ」ってのっけから自虐ネタかましてどうする！いやいや、「超頑固七鉄コーナー」において、「バーチャル・ロックンロールツアー～エルヴィス所縁の地」を始めたんで、様々な事実確認写真を探すためにネットで若きエルヴィスの写真をチェックしまくっておるんじゃ。「あのなあ～、そんな事をしてThe-Kingの新作の製作過程にジジイの余計なアイディアをねじ込もうとするなよ」って、そんなボスに迷惑をかける事はしとらんぞ！
　既に相当の数の写真をチェックしたが、あらためて驚いたことは、サン・レコードからデビューする前後から、既にエルヴィスってケタハズレにオシャレで着こなしのセンスもベラボウじゃな。撮影場所にかかわらず、写り込んでおるエルヴィスだけが別の時代から舞い降りたみたいに見える！特にオフのショットを見ると、仮にエルヴィスがロックンロールを演っていなくても、ファッションモデル＆コーディネーターとして衝撃的なセンスがあったと思えるわい。当時の男性映画スターたちや（時代は違うが）ビートルズのデビュー前後だって当たり前の時代の香りを漂わせておるが、エルヴィスだけはのっけから時代性を寄せ付けていないからスゲエ！“そこにエルヴィスが居る”だけで、時代性や常識を突き抜けた胸が躍るような熱い空間が形成されておる。単なるその道の絶対的トップというだけではなく、エルヴィスが「キング」と呼ばれる原点はこの別次元的な存在感であることを今更ながら実感したわい。

　キング・オブ・ロックンロールによって永遠の魂を吹き込まれたファッション・パターン、その比類なきバトンを渡されたのがThe-King！う～ん、「別格」ではなくて「失格」のわしがアーダコーダ言っていいんですかいのおって、今更謙虚になったって遅いんで今回も新作紹介をかますぞ！The-Kingファッションに永遠の魂を吹き込む失格、じゃなくて資格のある諸君に届けられたのはご好評につき再販となったロックンロールパンツ4タイプじゃ。
　今更ジローながら、4タイプのグループショットを拝見すると、キングご用達のランスキーブラザーズに匹敵するような崇高な完成度に度肝を抜かれるな！これが、時代性や常識を寄せ付けないファッションっつうもんじゃ！流行がどうした、世間がなんだ、カワイイあの娘をノックアウトするのはこれしかない！というロックンロール・エモーションが炸裂しとるではないか！「え？どこに炸裂してるんですかあ？」って、そーいう脳天気パー太郎君はわしの元に馳せ参じて、スタートしたばかりの「バーチャル・ロックンロールツアー～エルヴィス所縁の地」の調査のヘルプからロックファンを出直しなさい（笑）
　4タイプのマテリアルはいずれも死ぬほど極上の絣（かすり）調。この絣ってヤツは、近年高級ベッドシーツやお布団カバーに使用されとる様で、要はその和風の癒し的な模様が時代のヒーリング需要にフィットしたって事じゃが、「これがロックンロール・パンツになるんだからThe-Kingってスゲー」って、The-Kingはとっくの昔からやっとるわ！
　何気に絣生地の起源を調べてみたら、なんと「インド」という説が有力じゃった。こりゃもう「インド人もビックリ！」ってカビの生えた様なツマンネーギャグかましておる場合じゃない！っていうのは、サン・レコード時代のエルヴィス最後のシングル曲であり、The-Kingブランドの経営テーマソングでもある「ミステリー・トレイン」の原詞には、「ミステリー・トレインよ　遠く遠くインドまで　連れて行ってくれ」ってセンテンスがあったらしい！「実はミステリートレインは、極上の絣生地をインドまで調達しに行く曲なのじゃ！」ってのはジョーダン（笑）この曲は演奏者のイマジネーションを限りなく膨らませる希代の名曲であり、様々なロッカーがサビのパートに独自のセンテンスを加えてカバーしとるので、「インド云々」はその内のひとつって説もあるが、いずれにせよThe-Kingのやること成す事、細かく分析すればロックンロールの真髄にリンクするわい。
　やはりこの域のロックンロール・ファッションは、ランスキーかThe-Kingじゃな！「ミステリートレイン」の旅には欠かせないパンツなので、ソッコーゲットの上で2021年をそのまま走破してくれ～い！それと貴重なマテリアルにつき、今回はほぼ全滅状態にあるL.SIZEのみの展開で、生地は全て使い切ったそうじゃ。春夏仕様のニクアツ度じゃが、オールシーズンでも行けるし、こんなロックンロールパンツはそうは作れんというわけじゃよ!　 ＢＹ七鉄　MADE IN TOKYO