NANATETSU ROCK FIREBALL COLUMN Vol.200 |
やって来ました通算200回目。 「200」という回数自体に格別の思いはないが、月2回、年24回のサイクルで換算すると200回に要する歳月は8年半じゃ。 The-Kingの新作発表に併せて寄稿させてもろうておるんで、スゴイのは「七鉄コーナー、8年半で200回」よりも「The-King新作、8年半で200回発表」の方じゃろう! ここは人として、男として、ロッカーとして、The-Kingの方を大いに讃えるべきじゃろう! 200回も寄稿させて頂いたせめてもの御礼として、今までの節目の回数に到達した時のThe-Kingの新作を紹介してみようと思ったが、スタートした当時の新作をチェックしたらチト気が変わってしもうた。 新作アイテムのヴァリエーション、テンション、完成度全てが現在とまったく変わっておらん! これはまさにアンビリーバブル! あらためて50sファッションとロックへのボスの、ダイヤモンドより硬い信念を思い知らされた! こりゃ、8年間あまりの新作の軌跡を一望してもらうよりも前に、七鉄コーナーが始まった当時の新作の素晴らしさを再確認してもらう方が、The-Kingブランドの揺るぎない信用状(のほんの一部)になるに違いない! 一口に8年半、200回と言っても、その間一度もサボることなく新作を発表してきたボスも凄いし、そのボスを支え続けてきた熱きカスタマーにもアタマが下がる思いじゃ。 皆様、今後共The-Kingを強力にサポートしていって下さい! まさに「継続は力なり」。 末永くThe-Kingに栄光あれ! |
祝頑固七鉄コーナー連載200回記念 The-King新作アンソロジー! 前編:「連載始動期編」 |
◆2005年12月24日/新作~2005スーパーナッソースーツ ~七鉄コーナー第1回目寄稿 ホームページ上では2003年から作品を発表しとるThe-Kingじゃが、「ボックス・プリーツ」の「ナッソー」を発表したのはこの時が初めて! しかもピストルパンツとのカップリングの「ナッソー・スーツ」として登場! 「ブラック&ベージュ」のジェントルなヴァージョン、更に「レベルフラッグ」をあしらった斬新ヴァージョンもあった! 12月4日には「パンカビリーPunkabilly」と称したユニオンジャックをあしらったヴァージョンも発表されており、オールドスタイルを大切に守りながらも新しいチェレンジをするボスのセンスに唖然とした! 「七鉄」の記念すべき(?)第一回目は、「レベル・フラッグ」に関する記述じゃ。 まだ柳谷画伯の素敵なバーナー(アイコンはなく、レベルフラッグをあしらったベルトのバックルがアイコン代わりじゃった。 当時わしは東南アジアで「日本料理店」の店長(!)をやっており(退職間際じゃったが)、ボスとは旧知の仲とはいえ、当時はメールだけのやりとりの多い付き合いじゃった。 原稿を読み返すと「下手な事は書けん!」って緊張度200%のガッチガチじゃわい(笑) まだ七鉄のキャラは全然発揮されておらん! ◆2006年1月27日~新作/ホースシュー・ノーステッチ・ベルト ~七鉄コーナー第2回目寄稿 「ホースシュー」をバックルにあしらった「元祖The-Kingベルト!」ともいうべきクールなアイテム! 同年年初に約8年ぶり本帰国しておったわしは、ボスに連れられてベルト職人様を訪問させてもらっただけに思い出深い逸品でもある。 このベルトの試供品を前もってボスから頂き愛用しておったわしは、人様のわしへの視線がやたらとバックルに集中しておるような錯覚におちいった記憶もある(笑) 「ベルトひとつで、こうも人の見る目が変わるものなのか!」ってボスの仕事っぷりに驚いたもんじゃ。 「七鉄原稿」の2回目は、「ホースシュー・ノーステッチ・ベルト」の発表に乗じて「ホースシューを語る!」ってタイトルじゃ。 まだまだ緊張が解けてなくて、かた~い文章! 「もっと楽に、ラフに書いてよ!」ってよくボスに言われておった。 まだ「頑固」という冠が強調されてなくて、「超気まぐれ先生、“ガンコ七鉄”」ってボスが文末にそぉ~と付記しておった(笑) ◆2006年2月15日/新作~シルバー・ギターピック・ストラップ&ペンダント ~七鉄コーナー第3回目寄稿 ギターピックとホースシュー、さらにスターのトリプルの型を合体させた、The-Kingサイドメニュー的アクセサリーの最高傑作! モノホンのギターピックを差し込むとまた一段と映えるクール過ぎるアイディアには脱帽! ストラップの方は当然携帯電話に付けとったが、携帯本体をポケットに入れても、ストラップの方はポケットから出してさりげな~くアピールしたくてたまらんかった! ほんの二ヶ月前には「スーパーナッソー」を発表しておきながら、こんなクールなアクセもやっちまうなんて、ボスのアタマん中はどうなっておるのじゃ!って恐れ入ったもんじゃ。 「七鉄原稿」の3回目は、ロック関連のDVDの大傑作「エルヴィス56」について。 だい~ぶカタサがほぐれて、適度にイーカゲンな内容(笑)になってきておるな~。 確かボスからリクエストがあって書いた記憶があるが、初めてほんの少しだけお褒めの言葉を頂いたような! 「番外編」で付記した「パーカー大佐もまたロックンロール」ってタイトルのショート・コーナーは我ながらなかなか(笑) ちなみに「七鉄ページ」の方に、もうひとつの新作「ジップ・ペンダント」が披露されており、紹介文もわしが書いておる。 ジッパーにホースシュー、スター、ダイスをコネクトさせた、これまたボスのクールなアイディアが光る!ロックンロール・アクセサリーじゃ。 ◆2006年4月24日/新作~ブルー・スウェード・シューズ ~七鉄コーナー第5回目寄稿 泣く子も黙る“必殺ロカビリーシューズ”の「ブルースウェード・シューズ」The-Kingヴァージョンの登場じゃ! 丁度その1年前に“帰ってきたロカビリー・シューズ”と称して、ブラック&ホワイトの「フラップシューズ」が発表されておるが、この「ブルー・スウェード・シューズ」の素晴らしき完成度によってThe-Kingの本格的なフィフティーズシューズ制作の歴史がスタートすると言ってもええじゃろう! 既にボスは様々なフィフティーズ・シューズ製作のプランを同時進行させており、二ヶ月後には「フラップシューズ2006」も発表されておる。 靴職人様への日参にわしも何度か同行させて頂いたものじゃ。 本来「ブルー・スウェードシューズ」に付随するカールのお父さんに関する記述はわしがやるべきだったのかもしれんが、作品の完成度に満足がいったのか、ボス自らが書いておる。(その方が断然正解!) わしの5回目の寄稿は、二ヶ月前の2月27日に「ロカタイ」の新作が「発表されたことにより、この機に遅ればせながら「ロカタイ」について語らせてもらっておる。 「ロカタイの起源は、ブルースマンのストリングスタイだ!」と早くもブルース・ミーハーぶりを発揮! そろそろ“七鉄らしく”なってきた!(笑) ちなみにこの回より、柳谷画伯の七鉄用バーナーが登場! ってことは、画伯はもう197回もわしの為にバーナーを描いて下さっておるんじゃな!ありがとうございます、画伯! って、わしの為じゃなくて、The-Kingの為じゃったな! ◆2006年5月30日/新作~ピストル・パンツ2006 ~七鉄コーナー第6回目寄稿 前年度ヴァージョンに続く「ピストル・パンツ」単品発表の第二弾。 「ナッソー・ジャケット」「ナッソー・スーツ」「フィフティーズ・シューズ」「ハイセンス・アクセサリー」、それぞれに幾つかのヴァリエーションが発表されておったが、コイツの登場で「ピストルパンツ」にもヴァリエーションが加わった。 すなわち、The-Kingブランドを懐の深いフィフティーズ・ファッション・ブランドとして証明するぶっといラインナップが、これでほぼ揃ったのじゃ! 現在の押上のオフィス兼ショウルームのオープンも確かこの頃。 日本中、いや世界中のフィフティーズ&ロック・ファンに向けてThe-Kingが本格的に走り出した輝かしい時期を想起させる作品じゃな。 当時わしは「なんで“ピストルパンツ”って呼ばれるんじゃ?」なんて必死に調べておったが結論に到達しなかったなあ。 その為なのか、「6回目」では、一ヶ月遅れで「ブルー・スウェード・シューズ」の謂れなんかを記述しておる。 「なんでブルーなのか?」「なんでスウェードなのか?」なんて、持病の「どーしてどーして病」が再発しとるようじゃ! まあこのビョーキが未だに治らんから連載を続けられておるような気もするが。 ◆2006年7月14日/新作~ヴィンセント・シャツ ~七鉄コーナー第9回目寄稿 The-Kingがエルヴィス以外のロッカーのスタイルを強力にモチーフにした初めてのアイテムではなかったか? また膨大なヴァリエーションを誇るThe-Kingシャツ・シリーズの第一歩となる記念碑的アイテムでもあるな。 ボスが書いた紹介文がエエ! 「変形フラップポケット上をはじめ、正方形のパール調ドットボタンを回転させたことによってダイヤ形に見せている。極めてシンプルだが、ブラック本来がもっているスタイリッシュな反逆性が際立ち、ロカビリー・スピリットの原子が溢れている」 まさに、ワカルヤツはシビレル!(ワカランヤツは一生ワカラナイ)っつう、生粋のロッカーだけの特権的なシャツじゃ~。 実はな、コレ、わしは当時の諸事情により買いそびれてもうてなあ。 その後大抽選会の賞品として登場した時もハズレ~。 今でも後悔しとるんじゃ~。 「ヴィンセント・シャツ」が発表されるちょっと前、小泉元首相がアメリカのブッシュ大統領(当時)を訪問し、グレースランドを訪ねたり、その晩餐会にブライアン・セッツァー・バンドが登場したりしたニュースが報じられておった。 その話題を発展、飛躍させて、「9回目」では「国家とロックの関係」なんぞを少々理屈っぽく記述しておる。 読み返してみたら「ガラでもねえな」ってトコじゃが、当時の風潮がわしにそんな事を書かせたのじゃろう。 ◆2006年8月31日/新作~ロールボタンシャツ ~七鉄コーナー第11回目寄稿 「2005年~2014年The-King新作アンソロジー!前編:『連載始動期編』」の〆は2006年8月末の新作を登場させよう。 やはり前述の「ヴィンセント・シャツ」の成功!によりThe-Kingのシャツ製作プロジェクトは間違い無く軌道に乗ったようじゃ。 二ヶ月も経たないうちにコイツじゃもんな! 更に同年内中には「ブーメランシャツ」を2タイプ発表しておるぞ! 06年度発表の新作一部を辿っただけなのに、「スーツ」に「パンツ」に「シャツ」に「ベルト」に「アクセ」に、もうボスは八面六臂の大活躍じゃな。 ってこれを現在も続けておるんじゃから、ボスのアイディアとスタミナは無尽蔵じゃわい! 無尽蔵のスタミナ!と言えば、この時の「11回目」の番外編で、同年の夏の高校野球甲子園大会決勝で熱投したゆーちゃん(斎藤佑樹投手)を讃えておった。 炎天下のマウンドを死守するコヤツ、ひょっとしてスタンディング・ドラムをやらせたらとんでもないプレイをするんじゃないか? なんてトンデモネー事を書いておるが(笑)、あながち見当ハズレでもない気もするぞ! わしがThe-Kingより原稿依頼を頂いた当時の新作7回分をご紹介させて頂いたが、新作に注がれるボスのエネルギー、新作が放つロックンロール・パワーがその当時も今もまったく変わっておらんことが、諸君もあらためて分かっはずじゃ。 わしのコーナーを方はお暇があったら読んでちょ~。 当時の作品の方をじっくりとご覧頂いて、今後のリクエストやウオントに活かしてくれたまえ。 とっくの昔にソールドアウトじゃが、ひょっとしたら「弘法も筆の誤り」で、ボスにも在庫チェックミスがあるかもしれんので、どうしてもゲットしたいアイテムがあったらそぉ~と連絡したらどうかの! それでは次回の201回目は、「2005年~2014年The-King新作アンソロジー!」の後編:『七鉄コーナー連載回数節目編』」、第50回目、100回目の時などの新作を振り返る予定じゃ。 七鉄の酔眼雑記 ~あぁ200回!? 200回到達を機に、その間のThe-Kingの作品とわしの原稿を足早に振り返ってみたが、「七鉄コーナー」の連載執筆状況について気が付かされた点がいくつかあった。 まず8年以上もの間、「一度も休んでない!」とばかり思い込んでおったが、初期の段階で何度かスルーしておった。 大型連休をとった覚えもないし、長期間病の床に臥したこともない。 逆に旅先からネット入稿したことも何度かあったしな。 ボツになった原稿も手元にはないし、その原因は不明じゃ。 まあここ数年(回数にして150回ぐらい)は一度もスルーしておらんから、それでええわい! 根が怠け者なんで一度でもスルーしてしまうと、怠け癖が再発する恐れがあるんでな!! 次に、200回ぜ~んぶ、ボスに指定された締切日当日と前日の二日間だけで書き上げた事も思い出された。 詳しい下調べとか事実確認とかの作業の多少は事前に行ったこともあるが、根詰めてPCのキーボードを叩きまくるのはこの二日間だけ。 これも性分じゃが、時間のゆとりをもって書くということがどうしても出来ないんじゃよ。 正直なところ、締切日当日までアイディアすら出なかったなんてのも少なくなかった。 これは「驚異の集中力!」と褒められるべきか、「火事場の馬鹿力」と蔑まれるべきか!? そしてその次はだな、皆様、このわしをど~か褒めてつかあ~さい! 生粋の酒好きのわしじゃが、酒を飲みながら書いた事は一度もなかった! (と思う) いや待てよ。 景気づけにビール1本ぐらいは・・・いやいや、このわしが景気づけだけで酒を止められるわけはないので飲んどらんはずじゃ。 大体毎回毎回、締切まで時間がないんだから、酔っぱらっとる暇はなかったのじゃって、これは説得力あるじゃろう!(笑) 更にもうひとつ。 八鉄センセーの存在のお陰じゃ。 センセーはわしの約50回遅れて連載を始められたが、わしなんか足元にも及ばない内容の濃い原稿じゃ。 こりゃもう、せめて連載回数で差をつけるしかセンセーに勝てない(笑) 1回でも休めば、センセーとの連載回数の差が縮まって、いつか追い付き追い越されるというプレッシャーが!(大笑) またセンセーが健筆を振るえば振るうほど、わしはギャグ路線、おちゃらけクオリティでお茶を濁せる!なんて甘えられるしのお~。 だから八鉄センセー、ハイクオリティな原稿をこれからもよろしゅう~なんちゃって! 皆様、これからもどうかよろしくお願い申す、などと襟元を正し過ぎると、わしの場合は襟元どころか喉元の方を絞める結果になりそうなんで、シャカリキになり過ぎずにありのままの日常、ありのままの執筆スタイルで今後もこのコーナーを継続させて頂きます! どうか「七鉄排斥運動」などなさることなく、「七鉄のヤロウ、まだやってんのか」的で構わないので、今後も変わらぬお付き合いのほどをお願いいたします。 |
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