明けましておめでとう、諸君！

例年になく（？）ちょっと清々しい気分で新年を迎えておる七鉄じゃ。昨年初夏から家飲み禁止を実行して丁度半年が過ぎ、かる～く云十年を越えておった“鎖酒状態”から脱することが出来ておるからじゃ。禁酒効果ってのをネットでチェックしてみると、わしの場合は“知人との外飲みはOKの半禁酒”だからなのか、あんまり当てはまる例がない。まあ、おとそ気分が許される新年でさえも酒抜きで過ごせておるんだから、だれか褒めてくれ～(笑)
唯一の禁酒効果と言えば、「眠りが深くなった」ことかのう？そのお蔭で生活のどこかが改善されておるのかもしれないが実感には至っておらんわい。哲学者ニーチェの歴史的奇書「ツァラトゥストラはかく語り」で、ツァラトゥストラは「良い眠りをしている者は褒めてつかわそう」とか確かそんな事を言っておった。エルヴィス登場のテーマ（「2001年宇宙の旅」挿入曲ツァラトゥストラ）で気合を入れてから日々「バーチャル～」の連載に勤しんでおるから、わしは良い状況にあるんじゃろうな！とノー天気パー太郎的解釈をしとる。
とか知人に自慢したら、「ついでにコレもやったら？」って、「毎朝の白湯（さゆ）のススメ」なんてウェブサイトが送られてきた！完全にモウロクジジイ扱いされておるみたいじゃな(笑)

酒、白湯の“水繋がり（？）”で言えば、1月3日の午前2時頃（日本時間なら4時頃）に生まれて初めての“感激の体験”をした！「天の川（あまのがわ）」が見えたのじゃ。
「天の川は太陽系を含む銀河系（天の川銀河）の円盤部にある無数の恒星を地球から見た姿。地球から見ると帯状の川のように見える」（Google AI概要より）天体に詳しい方なら「そんなバカな！天の川は空気の澄み切った大自然の中でしか見えないはずだ。スモッグまみれ、夜のネオンだらけのバンコクで見えるはずがない！」と仰るじゃろうが、現実としてはっきりと見えたのじゃ。（酒は入ってないから幻覚じゃない！）ネットで当日の天体図を確認したが、天体図通りに天の川は南西の夜空に輝くオリオン座に覆いかぶさるように流れており、南の夜空全体にうっすらと巨大な半円を描いておるようじゃった。
小学校低学年の頃、夏休みの自由研究で模造紙いっぱいに夏の夜空の天体図を描いたことがあった。その時にお袋から「天の川は描かなくていいの。だって実際には見えないんだから」と忠告されたもんじゃったが、あれから云十年も経って、しかも大気汚染の激しい大都会で初めて天の川に出くわすとは驚いたわい！おそらく蔓延しているスモッグが深夜の風の流れ等で一時的に一掃され、また雲の流れや天気等のいろんな気象条件が重なってほんの短時間だけバンコクの夜空に天の川が奇跡的に姿を見せたのじゃろう。

「神様、願い事を叶えて下さるなら流れ星をひとつ見せてください」なんて星空に向けた古典的なお祈りがあるが(笑)、流れ星どころかどぉ～んと天の川を見せて頂いたわしは、天空の神様におちょくられておるのか！？諸君からは「いつまでもジタバタしてないで、もう“お空にいらっしゃい”ってジイサマのご先祖が天の川を用意して下さったんじゃねえのか！」って思いっきり揶揄われそうじゃな！玄関に門松を、床の間には鏡餅を飾り、おせち料理に舌鼓を打ちながら厳かに新年を祝う習慣とは無縁になって久しいわしじゃが、今年の新年は天空からおめでたい贈り物が届いた幸せな気分になりやした。本年もよろしゅうな～♪