いよいよ夏本番じゃな！ハロ～諸君、調子はいかがかのお。わしゃあ～まだ一時帰国時の酔いが完全に覚めず、何処かひねもすのたりのたりって感じじゃあ～♪
帰国した時に旧友にちらりと聞いたんじゃが、年末にビートルズの最後の新曲が発表されるらしいな。20世紀の終わりに「ビートルズ・アンソロジー企画」で、ジョン・レノンが残した未発表曲のデモに他の3人の演奏をミックスした2曲が発表されたが、今回もそのパターンなんだそうじゃ。
んで、最近ネットニュースでチェックしたらポール・マッカトニーの新曲に関するコメントがあり、今回はAI（人工知能）を駆使するので、アンソロジーの時よりクオリティが高い仕上がりとか。かぁあーーーーーついにロック界にもAI登場じゃ。
そのポールのコメントを読んでいたらぞぉ～とした。「亡くなったジョンやジョージのデータをぶち込んでAIに解析してもらって～じゃなくて、ジョンの残したデモをAIに“コレはギター”“コレはボーカル”ってレコーディングデータを分離させる指示を出してなんちゃらかんちゃんら」じゃ。
時代ごとの商売のやり方ってあるんじゃろうけど、こんなことまでする必要があるんじゃろうかって思う。名プロデューサーだったジョージ。マーティンがご存命だったらどう思うじゃろうか？まあ「どうやったってビートルズは素晴らしい」って言われちゃうんじゃろうか。

AI出現の恐ろしさってのは、簡単に言えば人間のやることがどんどん無くなるってことらしいが、アタマの弱いわしなんかは「ふぅ～ん」程度で事の重大さを理解出来ていないものじゃが、自分の好きなジャンルで出て来られると俄然焦るな！
長年自分がささやかながら磨き続けてきた生きる術みたいなものが必要とされなくなる憤りではなくて、AI時代の端っこにでもしがみついていけるだけの自分自身のアップデートが出来るのかどうかっつうただならぬ不安じゃよ。わしのよぼよぼ歩きのごときアップデート・スピードじゃあ、生活も仕事もAI時代には洋梨、じゃなくて用無しになりそうじゃ。

先日、格安で短期仕上げのウェブサイトを納品して差し上げた方から、わしにはまったく畑違いで門外漢と思えるデスクワークの要請をあらたに頂いた。「なんでわしに？」ってちんぷんかんぷんの世界なんじゃけど、その方曰く「丁寧で正確なデスクワークが出来る方なら可能な仕事です」と。
その場であんまり素人質問を続けると呆れられると思い、後日詳しそうな別の知人にうかがったところ、「一定期間勉強が必要ですけれど、ウェブサイトを作れる程度PC作業に向かえるなら出来ますよ」と。自分自身のアップデートのために、試しにやってみるか・・・でもわし、基本的におベンキョーが苦手だし・・・。

AIなんとかとか考えていたら、歌曲の大家マーラーの代表曲「私はこの世に忘れられて」を急に思い出して心中穏やかではなくなってきたぞ。訳によっては「忘れられて」が「捨てられて」にもなっておったな。
「捨てられて、忘れられるか、しがみつくか」。う～ん人生最後のクロスロード（交差点）に立っておる気にもなってきたわい。「クロスロード」はデルタブルースじゃねえか！
自分の置かれておる立場を音楽に置き換えてエモーショナルな気分になる能天気さだけはまだ健在なようなので、捨て身でおベンキョーしてみるか！ってトコで、先日頂いた高級麦焼酎の酔いが回ってきたんでこの辺で！