ROCK FIREBALL COLUM by NANATETSU Vol.57



 このところTHE-KINGのお客様より、ナッソーをキメたお写真が感謝のお手紙とともにボスんとこへよお届いておるようじゃ。 今回も結婚披露宴での着用写真が新作ページを彩っておるが、いやあ〜実にメデタイもんじゃ! あらためてご祝辞申し上げますぞ! ナッソー歴云十年のわしも、自分自身の結婚披露宴とは今だに無縁であり、ナッソーのこういうキメ方は永遠の夢じゃな。まあおめでたいお写真を分けていただき、海外の旅先でナッソーをPRするかのお〜♪

 さてさて、久し振りにナッソーにテンションが上がってきとるわしじゃが、ここでわし流のオシャレ講座をカマシテしんぜよう。 今年の夏は個人的にたくさんのニュー・フレンドができたんじゃが、わしは仲良くなった輩(特に若者)に、必ずTHE-KINGのHPをちらっと見せておる。 まだまだファッションに対して好奇心だけのレベルの輩は「え〜!! こんなカッコいいの、着こなせないですよ〜」とくる。 諸君の中でもよだれを垂らしてHPを閲覧しながらも、その素晴らしさゆえに、ゲットへの最後の一歩を踏み出せない方もおるじゃろう。
 そこでわしがナッソーを着こなす、っつうかロック・ファッションを追求するための“基本中の基本”を伝授するのでよお〜く読んでみてくれ。 また毎回目移りしまくりで、品定めに時間がかかるって方も、是非この基本ってモンを思い出してビシッとオーダーするように。



七鉄流・ロック・ファッション基本講座
〜素晴らしきナッソー・ジャケットへの道


●第一条 すべからくロッカーは“セルフ・メイド”の男であるべし 
 まず“す・べ・か・ら・く”というのはだなあ、「要するに」とか「とにかく」とかいう意味じゃよ。 ロック・ファッションは他のファッションとどこが違うのか?っつうことを分かっておくべきじゃ。 それはロッカーという特殊な人種のファッションということじゃ。 じゃあ、ロッカーはどこが特殊なのか? 説明していくとキリがないので、とりあえず一言でキメておこう。 それは「セルフ・メイドの男」ってことじゃ。
 “セルフメイド”ってのは直訳すると“自前”ってことじゃ。 これは1940〜50年代のアメリカで流行した言葉じゃ。 40年代というのは、会社という組織の図式、つまり雇用者と従業員の関係の基本形が出来上がった時代じゃ。 30年代の大不況に苦しんだアメリカの庶民は生活の安定を求めてこのシステムに群がった。
 一方そんな風潮に背を向けて、己の腕前だけでのし上がっていくド根性野郎は“セルメイドの男”といって讃えられたのじゃ。 その代表が40年代はスポーツ選手や映画スターであり、50年代はエルヴィスをはじめとするロッカーだったのじゃ。 「アメリカン・ドリーム」よりも、「セルフメイド」の方がわしはカッコいい表現と思うとる。
 そんな骨太で逞しいロッカーたちのファッションがロック・ファッションってことじゃ。 こういう根源的なファッション・スピリッツを決して忘れんようにな!


●第二条 普段からオシャレするべし 

 ライブとかデートとかスペシャルな宴会の時に限って、「だ、誰なんだこの人は・・・」ってな感じで、普段とは別人のようにキメてくるもんが時々おるが、あれはどうも・・・。 自意識過剰で周囲をキョロキョロしまくっておる。 ご本人はキメているはずなのに、周りからすれば「どうしちゃったの?」ってなるんじゃな。 
 また普段オシャレ慣れしておらんから、動作がぎこちなくてご本人もあんまり楽しそうじゃない。 オシャレに食われてしまっておる。
 オシャレってもんは、箱入り娘の一世一代のお見合いのためのものじゃない。 だから普段からファッションのどこでもええからオシャレすることを忘れんようにな。 地道な努力がスペシャルな場面を華麗に演出してくれるのじゃ。 まあパジャマまでキメろっ!とまではいわんが、それぐらいの気構えでナッソーに果敢にチャレンジしてくれ!


●第三条 自分の体型の長所を知るべし
 人にはそれぞれの体型や体質ってもんがある。 背が高い人低い人、手足が長い人短い人、肩幅や胸板がある人ない人、また肌の白い人黒い人などなど実に様々じゃ。 カッコいいファッションってのは、体型のウイークポイントを隠してくれるとよくいうものの、わしはこの意見には反対なんじゃ。
 どんな人でも必ずどこかに体型的なセールスポイントがあるので、それを強調するファッションの追及をわしはおススメしたい。 自分を第三者的に見るっつうことは難しいことかもしれんが、「第二条」をやっておれば自然と気が付くようになるもんじゃよ。 
わしは自分自身のセンスの評価を確かめる意味でも夜ごとネオン街に繰り出す訳じゃが、センスの前に飲みすぎで評価を下げているって、ほっとけ!
 またTHE-KINGのナッソーは、ボスのたゆまぬ努力のお陰で、ヴァリエーションが実に豊富じゃ。 丹念にチェックしておれば必ず自分の体型のセールポイントを引き立たせる逸品が見つかるはずじゃ。


●第四条 機能性にも注目するべし
 あまりにもビジュアルがイカシテいる場合、ついついファッションの機能性(着心地や耐久性など)を見落としがちじゃが、そこんトコを注意するように。 
 ナッソーの機能性とは、その独特の生地、色合い、カッティング・スタイル、そして全体に宿るロック・スピリッツなど、ナッソーをナッソーたらしめるすべての要素が一体となって生まれておる。 もちろん、ビジュアルや着用目的ってのも重要じゃが、見た感じをキメまくったって、着ている本人がゆとりをもって堂々とロック・スピリッツそのものを羽織ることが出来なくちゃあ、それは単なるナッソー・マネキンに終わってしまうってもんじゃ。 特にナッソーには“リラックス・ジャケット”という他のジャケット、スーツ類と一線を画する重要なポイントがあるので、リラックスするという目的を忘れることなかれ、じゃ。


●第五条 おおいに着まくるべし
 
オキニの一着がゲットできたら、わしとしては着まくることをおススメしたい。 大事にクローゼットに保管しながら“ここ一番の時”にキメたいその気持ちは分からんこともないが、やっぱりファッションってのは着てナンボじゃよ。 そうやって服地が身体に馴染んできて、その人だけのオリジナルなファッションとなるのじゃ。
 ファッションがバシッとキマルのはクリーニング屋さんのプレスの仕業じゃないぞ。 諸君の着用の度合じゃ! ナッソー・マネキンにならないためにも、普段からガンガン着用するべし、じゃ。 最近は一般の会社でもノータイOKのトコも増えているそうなので、仕事場に颯爽と着ていって、出勤と同時に周囲の度肝を抜いてやれ〜い!
 


●第六条 別の時代のロック・ファッションも勉強するべし

 
ナッソーが好きだからといって、お勉強が50年代ファッションばかりじゃいかんぞ。 オリジナリティを追及するためには、別の時代のファッションにも目くばせしておくべきじゃないかのお。
 60年代のロッカーズやモッズ、70年代のヨーロピアン・ラフ・スタイル、80年代のニューロマンティックなど、時代を謳歌したロックファッションにおいては、キメてるヤツってのは独特の着こなしっつうか「着くずし」方を確立しているのじゃ。
 すべてのロックファッションに共通点があるとすれば、それはズバリ、「着くずし」じゃ。 この「着くずし」のセンスってのがロッカーの腕の見せ所でもあるのじゃ。 そいつを知るためにも他のロック・ファッションの研究は必須じゃよ。



●第七条 サイド・メニューも注目しながら、THE-KINGのHPのチェックすべし

 
何事においても、物事を一方ばかりから見ておっては、いいセンスは身につかんもんじゃ。 これはナッソーを裏地側から見ろってことではないぞ。 (まあ裏地も美しい仕上がりじゃがな) THE-KINGのアイテムは、フィフティーズ・ロック・ファッションとしてトータル・コーディネイトがコンセプトになっておるので、シャツ、細身ベルト、ロカタイ、アクセサリー各種ら豊富なサイドメニューからチェックしていきながら、最終的にこれだっ!っつうナッソーをイメージしていくことも出来るぞ。 数多い支流のひとつから本流に入っていくというやり方じゃ。


 そして本流から攻めていくならば、トップページ左端に今までTHE-KINGが発表したナッソーのラインナップがあるじゃろう。 それを在庫探しだけでなく、四六時中チェックするようにな! そうやってファッションへの五感を研ぎ澄ましておきたまえ。 五感が研ぎ澄まされれば第六感ってやつも冴えてきて、サイコーのナッソーをセレクトできるようになるぞ。
 なに? 在庫がない場合はどうするんだ、だと? ドアホッ! 第六感まで冴えわたりゃ、そんな結果は訪れる訳はない! ネガティブな姿勢は無用じゃ。


 もう何着もナッソーをゲットしている諸君なら、「何をいまさら」ってことだったじゃろうが、そういったVIP諸君の後に続く後輩たちの育成にもわしはささやかながら関与したいという訳なんで、どうかお許しあれ。 ナッソー歴云十年のわしだって、憧れだけで購入した最初はナッソー・マネキン、ナッソーかかしそのものだったのお〜。 それでも元来ファッションセンスに秀でておっただけに(ウソつけ!)、それなりに着こなせるようになるまでたいして時間はかからなかった!ってのは冗談じゃが、街中を歩いていても「あ、あいつナッソーキメてるな!」なんて輩に出会うことが珍しくない、そんな時代をこの目の黒いうちに体験してみたいもんじゃ!




七鉄の酔眼雑記 〜久し振りのオリンピックTV観戦・・・よお分からんぞ、おいっ!
 
  

 楽しみにしておった北京オリンピックも、もう終わりじゃ。 わしは90年代半ばから約10年間東南アジアやインドをほっつき歩いておったから、その間のオリンピック(ええと、アトランタ、シドニー、アテネじゃったかな)はほとんど観ておらん。 だから4大会ぶりにオリンピックをテレビ観戦したのじゃ。
 わしなりに感動したシーンもあったが、終わってみれば・・・なんだかヘンな余韻が残った今回のオリンピックじゃったな。 柔道、レスリング、体操など、観ていてさっぱり優劣が分からんような採点システムになっておった。 それでも日本選手が勝てば嬉しいが、勝敗の行方が判定になると、結果自体は釈然としない場合が多いのも事実じゃった。 選手は複雑な採点システムと戦っているようで、なんだか可哀そうになってしまうのお。 確か、判定を不服として銅メダルを置き去りにしたレスリング選手もおったな。 その行為自体は許されざるもんじゃが、そんな事態が起こっても不思議ではないと思えるのじゃ。
 しかし、冬季オリンピックのスキー・ジャンプでもそうじゃが、どうして日本勢が強い種目ばかりがルール改正が繰り返されて、観ていてつまらん競技になっていくんじゃろうか。 野球やソフトボールも北京から「タイ・ブレーク」なんてアホらしいルールが採用されるようになったし、日本が本家本元である柔道なんかは、ヨーロッパでは既に「ジュードー」ではなくて「ジャケット・レスリング」なんて呼ばれているというではないか。 ナメられておるな、にっぽんは!
 選手諸君は4年に一度の栄光を夢見て、それこそ死ぬほど努力しとるんじゃから、これからは大会を司るべき立場にある日本のお偉いさん方に、国際レベルでの発言力をつける努力も死ぬほどしてほしいもんじゃ。 そして選手もファンも納得する勝負が蘇ってくるようにしてもらいたい!

★ 男子400メートルリレー銅メダルおめでとう〜♪ ★
 個人ではダメでも、団体で世界と戦う―これぞ小日本が大世界と張り合うことのできる唯一の手段じゃ。 そして陸上男子400メートルリレーで第3位! わしは涙が出てしもうた。 金メダルはなくてシブ〜い銅メダルってのが泣かせるではないか! あまりにも眩しい銅メダルじゃった! 
 それにしても星野ジャパンの方は・・・わしの予想通りの結果だったとはいえ、トホホじゃ。 普段クーラーの効いた屋内球場(ドーム)でばっかりやっとったツケじゃよ。 

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