ROCK FIREBALL COLUM by NANATETSU Vol.13

 うむっ、よくぞワシの猛打乱れ打ち、"秘技1000ビートの舞"のスネアをクリックしよった! 毎晩のようにロックの激しいビートに打ちのめされている諸君、  相変わらずじゃのお〜さすがじゃ、拍手をおくろう。 ではご期待にお応えして、いつもの“七鉄節”をかましてしんぜよう。 今回は熱い、というより深〜い、深〜い、海より深〜い、わしのエルヴィス愛にまつわるオハナシじゃ。 別に読書の秋に習った訳ではないが、偶然にも出会った一冊の写真集がわしのエルヴィス愛をまたまた深めてくれたんじゃ。 ちいとばかりアメリカの歴史のお勉強も盛り込んでおるんで、諸君もしばし良い子のフリでもして読んでくれたまえ。 

「嗚呼、亜米利加や、エルヴィスや!」 〜七鉄、アメリカ文明社会と超人思想を語る

 ここに威厳に満ちたフル〜イ書籍があるっ! 
 昭和40年(1965年)発行のアメリカ全土を紹介した写真&資料集じゃ。 時のアメリカ政府の協力を得て編集されただけに、40年以上も前によくこれだけの写真を集めたものじゃ、と唸ってしまうほどの重厚な内容じゃ。
 なんてったってタイトルが凄い!「これが新しい世界だ!〜アメリカ」。 アメリカという国が、当時はいかに未知の世界、遠い存在だったことが分かるというもんじゃのぉ。

 この写真集を熟視しているうちに、わしはとんでもないことに気が付いた。 東海岸の摩天楼、東北部の重工業地帯、南部の大農作地帯、アメ車、鉄道、飛行機、ハイウェイetc。 紹介されている40年前のアメリカつうもんが、現代のアメリカと基本的にはまったく変わっていないということじゃ。

 いまや世界的経済大国になった我がにっぽんじゃが、試しに東京や大阪の40年前の写真を見てみたまえ。 アメリカのそれとは横綱と幕下ぐらいの途方もない差がある。  やっぱりアメリカの先進性つうか、潜在的な国力に恐れ入ってしまった。こりゃ〜戦争したって負けるわな。 (酒量とガンコさではわしは引けをとらんのじゃが、そんなもの、巨像の群れを前にした一匹の蟻にも満たないのお〜)

 さて、わしが衝撃を受けたこの1960年代のアメリカの光景は、正確に言えば、エルヴィスによってロックが大ブレイクした1950年代中期に既にその原風景が完成しておった。 そのスケール、迫力、永劫的といえる完成度は、見れば見るほど圧倒的じゃ。
 頂点を極めた多様な工業文明。そして高度で超先進的な文明の利器で明らかにされた大自然。 無限と思われる資源をもとに、むこう云十年は無敵の器も中身も揃ったアメリカ。 半世紀前にこんなレベルに到達してしまった屈強の大国に、もはやため息しか出んな。 
 こいつを根底から揺さぶってムーブメントを起こすなんてのはどう考えても不可能じゃ。
 だが現実として、たった二つだけ、その奇跡のような神業を起こすことができた。  ひとつはコンピューター。もうひとつは我らが愛して止まないロックンロールじゃ。
 別の言い方をすれば、1950年代に既に出来上がってしまったアメリカという国は、 以後コンピューターとロック・ミュージックしか、新参者の侵入を許さなかったのじゃ。。

 
そう考えると「ロック」っつうのは、やっぱスンゲエ〜もんじゃろうがっ!  ってわしがロックを創造した訳じゃないし、エラソーに語る資格なんてないわけだが、 長年風雪に耐えながらロックを愛してきた者として、この事実は胸を張ってご紹介したいっ!  だからロックを創造してみせた

エルヴィスっ てのは、
キングを超越した存在であ〜る

とあらためて断言したい。


 ロック、エルヴィスを、アメリカにおける「新参者」とすることに異を唱える諸君もおるじゃろうが、
エルヴィスが創造したロックは、 R&B・プラス・カントリー・イコール・ロックなんて学術的なロック熟成のパターンには収まりきれないほどの 衝撃性があり、それはまさに突然変異、恐るべき異教徒の仕業じゃ。どうしてもロッカーとしての存在が大であるが、音楽の大天才なんじゃぞっ要するに。
あらためてアメリカという国の巨大さを認識したわしは、 そのアメリカと渡り合ったエルヴィスをなんて讃えてええんじゃか、まったくもって分からん。
 キングを超越した存在? 恐るべき異教徒? いやあ〜まだまだ物足りんのお〜。
 ちなみに、そんなわしの思いをほんのちょっと代弁してくれたのは 70年代のエルヴィス登場のテーマソング「ツァラトゥストラはかく語りき」・・・実に発音しにくいのじゃが、 こいつは人類史上最高峰、最難解と評される同名の哲学書を音楽化したものであ〜る。  人間を超越した存在であるツァラトゥストラが修行の山から降りて来て、 愚かなる人間に悟りの境地「超人思想」を説くっつうのが「ツァラトゥストラはかく語りき」の展開じゃ。
 もはやキング・オブ・ロックンロールという地位を超越した存在になりつつあったエルヴィスの登場のテーマとしては申し分のない選曲だった。  こんなところにも、エルヴィスの存在ってものが、「神」には到らずも、「超人」としてアメリカで認知、崇拝されていたことが分かるのお〜。
  「超人」とは、直接英訳すれば「スーパーマン」。 アメリカで定期的に制作されるシリーズ映画「スーパーマン」の元々の発想も「ツァラトゥストラはかく語りき」からきているらしい。 幸か不幸か、20世紀半ばにして世界に先駆けて文明の頂点に達してしまったアメリカ。 だからこそ人々は、すべてを超越した存在、すなわち「超人」を求めているのかもしれん。 じゃが現実として「超人」に選ばれし者は、エルヴィスただ一人!っとも言いたいし、でも当のELVIS本人はTHE KINGと呼ばれる事さえもを拒み続けていたというから、このひたむきな姿勢には泣けるではありませんかっ。すべての音楽ジャンルをマスターできるただ一人の男は、音楽をこよなく愛しファンを大切にしたのだ。




★七鉄のアイテム紹介コーナー ピック・ストラップ & ペンダント  SILVER 925  KSP-025〜028  

 ギタリストがギターを、ドラマーがスティックを抱いて寝るっつうのは、例え話としてもよく聞くハナシじゃ。 中にはアンプやバスドラ、ウッドベースと一緒に寝る輩もおることじゃろう。楽器と寝食を共にして、自身と楽器を一体化させてこそオリジナリティ溢れるサウンドが生まれるってもんじゃが、実際には、アンプやバスドラを始終抱えて生活することは不可能じゃ。
 そこで、寝ても醒めても音楽への忠誠を表明するアイテムが欲しいところじゃが、そんな輩にオススメしたいのがこの2種類のピックストラップとそのペンダントじゃ。
 
 ホースシューとドクロの2種。お好みのモデルのバックサイドへ、セレクトしたピックをセットすれば自分だけのオリジナルなロックアイテムが素早く出来上がる。 ペンダントによし、携帯ストラップによし、音楽への忠誠を誓う輩が肌身離さず持っていられることを考慮してプロダクトされた優れモンじゃ。

 ご承知の通り、ホースシューにはキング・エルヴィスが高らかに謳った「幸福の到来」が、ドクロには世界の海を支配した海賊たちの「果てしなき夢」が封印されている。
 どちらも「キープ・オン・ロックンロール」の決意表明にはもってこいのモデルじゃ。そしてその野望の彼方に諸君は何を見つめているのか?野望の行方によってこの2タイプを使い分けるのも、ロッカーとしての新しい身だしなみじゃっ!
ピックペンダント ピックケース
  ホースシュー 
ピック・ストラップ KSP-025
ピック・ペンダント KSP-026
ドクロ 
ピック・ストラップ KSP-027
ピック・ペンダント KSP-028


 ヒジョ〜にイカス贈り物としてもエエぞ!

ピックストラップ KSP-025& KSP-027

素材:SILVER 925 (変色防止ロジウムコート付き) & 牛革 ヌバック  THE KINGピック Red & Blackの2枚付。
全長13.5cm 総重量 10g ピックケース部 最大高 3.3cm 最大幅 2.7cm 最大厚み4mm
ヌバック部 3.2cm ラメヒモ 4cm ケース付き

   \12600 (税込)

ピックペンダント KSP-026 & 028

素材:SILVER 925 (変色防止ロジウムコート付き)
1.2mmボールチェーン( SILVER 925) 
THE KINGピック Red & Blackの2枚付。
総重量 11g ピックケース部 最大高 3.3cm
最大幅 2.7cm 最大厚み4mm 

チェーン長さ50cm (長さ指定可能) 
ケース付き 

   \15750 (税込)


ピックペンダント
なお、商品コードを間違えんように! KSP-025   KSP-027    KSP-026   KSP-028




 七鉄・雑記編   

 来年はエルヴィス没後30周年じゃ。 エルヴィスを再評価したり、隠れた功績に光を当てた試みなんかがこれから目立ってくることじゃろう。 諸君も自らのエルヴィスへの薫陶や激愛の度合いを、あらためて表明する機会が増えることじゃろう。 そんな諸君の輝かしい、喜ばしい2007年度へ乾杯!じゃのおて、わしから一言お伝えしてしんぜよう。 愛すべき諸君への、ちと早い「年賀状」と思って受け取ってくれ〜い。

 普段は「エルヴィス命」「キープ・オン・ロックンロール」「酒とレディとロックン・ロール」ってなノリで、政治、軍事、産業、オイラにゃそんなもん関係ネエーでもよろしいが、エルヴィスにより没頭すべき期間こそ、あえてエルヴィス、音楽、ロックとは関係のない分野へ思いを巡らせ、自分でも驚くような別の側面からエルヴィスを見つめてみるのも味なもんじゃ。 案外キング・オブ・ロックンロールの本当の偉大さやら、知られざる素顔やらが見えてくるってもんじゃ。 はたまた、長年諸君が独自に捜し求めていた、エルヴィスへの究極のword of love (愛の言葉)が見つかるっつうもんじゃ。 
 わしは今回「これが新しい世界だ!〜アメリカ」に出会ったお陰で、諸君よりひと足先にそいつを体感したって訳じゃ、ぅおっほん!

 「けっ!エラソーにこの飲んだくれがっ! 所詮テメエーのは偶然の体験じゃねえか」って思われることじゃろうが、これもすべて長きに渡るエルヴィスへの愛情の深さが導いた幸福な結果なんじゃよ!
 「愛は盲目」だって? とんでもハップン! 「愛」はすべてを明らかにしてくれるんじゃ。 「愛」は偶然も必然にするってもんじゃ、などと年甲斐もなく「愛」「愛情」なんて連呼していたら、わしの永遠のレディー、麗しのマーガレット嬢の頬のごとく顔面がほんのり赤面してきおったわい! 恥ずかチイ〜。 もうちょっと酒のピッチを上げて、酒の赤ら顔にせんとな! 赤ら顔はとっくの昔からだろうってご名答じゃあ〜!



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