悪いのお〜。やしの木をクリックした諸君。お察しの通りわしは今、バカンスに忙しい身じゃ。ナッソー羽織って南の島に雲隠れとシャレこんでおる!日本人は働きすぎじゃあ〜。特にこのわしはじゃ!心地よい風に程よいマイタイの酔い、さらに揺れるハンモックが、ガンコなわしをときほぐしてくれる。
 けっ!ついに七鉄もロックンロール・スピリッツを忘れて堕落したな!とせせら笑っているそこの君、あっまーいっ!フルリラックスして心も身体も蘇った今こそ、いつにも増して語るぞーっ!「キープ・オン・ロックンロール!」じゃっ!!
 (お取り置きのキープでないゾっ)

           七鉄「キープ・オン・ロックンロール!」を語る
 〜そのスピリットの真相は、キング・エルヴィスの「無言の遺言」にあった!


 今年はエルヴィスが「ハートブレイク・ホテル」で大ブレイクしてからちょうど半世紀、50年じゃ。この50年間で「キープ・オン・ロックンロール!」というフレーズは、その人の生き様をズバリとつく必殺のフレーズに昇華した。もちろん、そんなことを言ってサマになるお方はなかなかおらんし、フレーズだけが独り歩きしているようでもある。第一、偉大なるロッカーたちのほとんどは、「キープ・オン・ロックンロール!」のお手本を見せることなく、若くして神になってしもうた。キング・エルヴィスでさえ、志半ばだったとわしは思う。ロックンロール・ワールドとはなんとも切ないもんじゃのお〜・・・って、たそがれている場合ではな〜い!

 ふう〜早くもエンジン全開で、今宵もバーボン片手に親愛なる諸君に難題をふっかけているようじゃが、え〜とりあえずだな、夜な夜な酒かっくらって、マーガレット嬢(←ワシの片思いのカノジョ?!)を追っ掛け回して、ゴキゲンなビートをかますことがロックンロールってもんだぜっ!なんてマジで考えている不届き者は即刻退場じゃ!何をヌカすか!それはテメーだろうってツッコミが入ると苦しいことこの上ない。それではごきげんようさようならって、わしが退場したら話が進まんじゃろがっ!


 「キープ・オン・ロックン・ロール!」それは、かのエルヴィス・プレスリーでさえ成しえなかった生き方じゃ。 エルヴィスはロックン・ロールの王者に選ばれた唯一の人間ではあるが、ひとつだけ実現できんかったことがある。そいつが「キープ・オン・ロックン・ロール!」じゃ。 音楽の世界にはひとつだけ「絶対」が存在するんじゃ。それは「真の先駆者は、生み出した音楽とともに人生をまっとうした」という動かし難い事実じゃ。 クラシック、ジャズ、ブルース、演歌、シャンソンにおいて、現代まで長く継承されるスタイルを確立した巨匠たちは、 自らが世に送り出した音楽と共に生き、その宿命を生涯に渡って貫き通すことでより一層の輝きを獲得したんじゃ。 しかしロックン・ロールのエルヴィスだけは・・・。


  ち、違う!あの生涯こそロックン・ロールそのものだっ!若きエルヴィスはその爆発する才能で、ロックンロールの“すべて”を体現したんだ! っつう熱いご意見もごもっともじゃが、まあまあ最後まで読みなはれ。 わしは70年代のエルヴィスの異様に醒めた瞳がいたたまれないのじゃ。あの瞳の先に一体何を見つめておったのか・・・。 それはキング・オブ・ロックンロールとしての、本来あるべき人生ではなかったのか。
 「キープ・オン・ロックンロール!」それはまたキング・エルヴィスが後世のロッカーたちに残した無言の遺言、最大の課題じゃ。エルヴィスですらできんかったことじゃ。こいつは並大抵のことではないぞ。

 そこで「キープ・オン・ロックンロール!」を目指す諸君。まずはエルヴィスを筆頭とする偉大なるロッカーが、その栄光の果てに何を見つめ、どこへ進もうとしていたのか、もう一度ソコントコよろしくすることで、彼らと我々ファンを結ぶ架け橋を作り直してみようではないか。ある時は彼らが生きた時代にどっぷりと浸り、ある時は現実をありがた〜く受け止める。またある時は彼らのその後を思い描いたり、ある時は未来の自分を想定したりする。いろんな時空や角度から彼らと魂を交遊しながら、その架け橋を絶対にぶっ壊れないダイヤモンドの橋にしよう。その時こそ、我々が「キープ・オン・ロックンロール!」へのKeyを譲り受けることになるのであ〜る。
 いやあ〜口にするだけで己の身が引き締まる「キープ・オン・ロックンロール!」
よしっ、思い込んだら試練の道じゃ!といきたいが、わしの場合はその前に景気付けの一杯じゃあ〜。「ったく、これだからはアンタはねえ〜」と愛しのマーガレット嬢にまたまたアイソを尽かれてしまいそうじゃ、トホホ。有言“不”実行を地で行く七鉄じゃが、まあ今回は反面教師ということで、どうか諸君、ご理解のほどをよろしくじゃっ




★七鉄のアイテム紹介コーナー   KZ-05

  ホースシュー・ペルト

 ベルトのお洒落というのは案外難しいもんで、バックルか本体か、どちらを重視するか?両方やっちゃったら嫌味になるし・・・ってな訳で、結局は機能性重視っつうオチが多々あるもんじゃ。がしかしぃ、上着の陰から“チラリズム”で勝負していた季節が過ぎて、ベルトに人様の視線が俄然集まるサマータイムが到来じゃ。そこで、イカシタサマーファッションを追求している諸君にオススメなのが、この「ホースシューベルト」じゃ。

 その昔、蹄鉄職人(鍛冶屋)が悪魔をその中に封じ込めたという伝説から、西洋では今も「幸福の到来」を願うアイテムである蹄鉄(ホースシュー)。神話と伝説が息づくこの「ホースシューベルト」の全形からまずは賞味するべし。バックルとベルト本体にそれぞれ独立した個性がありながら、しなやかに接続されているこの流線美はどうじゃ!ホースシュー(蹄鉄)の定型にTHE-KING特有の変形方程式が加味されたバックルのU字型曲線もまたいと美し。幅25mm牛革ベルトは様々なタイプのパンツにもフィットするぞ。

 そしてベルト本体中央に走る、本体と同色のステッチも穏やかな品性を醸し出しておる。異なる個性の共存というTHE-KINGの隠れた必殺技は、この「ホースシューベルト」にも間違いなく発揮されておる!これを「美・ハーモニー」というんかの〜!これならシャツとパンツのスマートな境界線と、ベルト単体の程よいファッション・センスとが両立するとわしは見た!もちろん、知る人ぞ知る50sの香り、ロックアイテムの香りもさりげなくカマスこともできる!
でしゃばり禁物されど引っ込み過ぎも禁物、というバランス感覚が命のベルトのデザインとしては、わし七鉄が五重マルをしんぜよう!
牛革製   TYPE.A チョコ  \5,040 (税込)
       TYPE.B  ブラック\5,040 (税込)
     SILVER925製 バックル付き \39,900



 番外編   

 しかしまあ〜つくづく音楽の世界って奇妙なもんじゃ。「キープ・オン・クラシック、ジャズ、演歌、シャンソン」が実践された例はあるのに、そういうフレーズは生まれてこない。しかしロックンロールは、前例がほとんどないのにフレーズだけは存在する。いや、前例が稀少なだけに「キープ・オン・ロックンロール!」というフレーズは光り輝いているのかもしれんのお〜。

 ロックン・ロールという音楽は、様々な音楽の要素を貪欲に取り入れながら、常にカルチャーシーンの第一線で活躍してきた。それは実にハードでへヴィで、それでいて強靭なしたたかさをもった音楽ってことになるが、この辺をしっかり心得ておる諸君なら、先述した偉大なるロッカーとの魂の交遊も不可能ではないぞ! もちろん、その行く手は決して楽ではなかろう。実に厳しい人生の課題じゃ。でも課題のない人生なんつうのは実に味気ないもんじゃ。ましてやエルヴィスがお与え下さった課題じゃ。それを突き進むことは最高にクールな人生ではないかの〜。「キープ・オン・ロックンロール!」を選ぶか、手っ取り早くマーガレット嬢を探すか。酒の誘惑に負けていつも後者を選んでしまうわしを踏み越えて、諸君には「キープ・オン・ロックンロール!」を実現してほしいぞって全然説得力ありましぇ〜んじゃが、見果てぬ夢を前途ある諸君に託して、♪〜ひとまずサラバじゃサマータイムブルース!〜♪



GO TO HOME