8鉄風 ROCK COLUM by 8TETSU Vol.35 |
8鉄流THE KING入門 おこんばんはざんす!ざんすざんすさいざーんす! 昭和懐かしのトニー谷風に始まりました頑固8鉄のロック・コラム、今回はなんと、掲載元のTHE KINGそのものに関するお話。 というより、私、頑固8鉄のコレクション自慢みたいなもんなんですがぁー、まあ、それはそれで、たまにはいいではないですか、ね?みなさん。 さて、THE KINGといえば、まずは、なんといっても、50年代ダンディズム溢れる、「ナッソー・ジャケット」!というイメージを持たれる方もたくさんおられるでしょうし、その通り!なのであります。 が、しかし、私、頑固8鉄的に言うと、THE KING入門の第一歩、というか、これこそ、THE KINGの代表的傑作のひとつではないか、と思うのは、実は、「フラップ・シューズ」であります。 一般的に、靴というのは、ユーザーとしてもセレクトがたいへんに難しいアイテムでして、もう合わない、となったら全然ダメで捨てるしかない!合う、となったら、これはとことん愛用するのがお得!という、そういうモンではないか、と思うのです。 いわば、「ま、とりあえず、ガールフレンドは多い方がいいか!」なんていうのではなくて、「ちゃんと恋人にするんなら・・」と言った目で選ばないと酷い目に会う(靴擦れなどで、本当に痛い目にも会う)というシロモノ。 特に、アジア人は、長さ(いわゆる大きさ)が小さいわりに、幅が広い、という足の形の特徴があるため、欧米とは、スタンダードとなっている大きさも幅もかなり違います。 その点、THE KINGのフラップ・シューズは、ちゃんと50年代のフラップ・シューズのデザインもそのまま復刻しつつ、最も日本人に合う幅と形に工夫されており、最初は少し、重いかな?堅いかな?と思っても、すぐに馴染んでしまい、さらに、簡単に型くずれもしない、というだけの上質な皮革で作られている、まさに職人芸的な名品ではないかと思います。 というわけで、改めて、私のゲットしたフラップ・シューズのご紹介をさせていただく次第。 TS-019 BLACK これは、もう、あらゆる場面で活躍、というより、はっきりいってしまえば、日常の足、そのもの。ちょっと、今風流行のものと比べると、ゴツイんですが、細身の靴というのは、ほとんどの日本人にとって実際はあまり履き心地のよいものではないんです。 欧米の方は、「細長い足」の人がスタンダードなのですが、今から、そうなれるはずもなく・・というわけで、ちゃんと自分の足にあったモノを履きましょう、という基本を忘れずに、しかも、いかにも、50年代アメリカ、というのを気取るにはこれしかない!という、マストアイテムと言って過言ではありません。 TS-013 BLUE SUEDE こちらは、実は、初めてゲットしたTHE KING製品。 もう、これはひたすら、「カール・パーキンズ・マニア」である私の夢の一品!ということに尽きます。「え?おやつはカール?なんじゃそらぁ?」くらいしか認識のないはずの、私の家族までが「おっ!?これかっこいいじゃない!」と言ったのもすごい。 「ちょっとこんな目立つのは履いて歩けないようー。」という方もいますが、別に周囲に迷惑をかけるわけでもなし、ガンガン履きまくる!ということで、ロック精神溢れるブルー・スエード・シューズであります。 TS-017 BLACK & WHITE (BLACKベース) さてさて、こちらは、フラップ・ツートーン・ヴァージョン。 「パンダは何食ってるんだぁ?」「パ、パンダァー・・。」じゃない! まあ、パンダっぽい靴、としたって、結構かわいいじゃないか! というまでもなく、ロックな方が履けば、黙っていてもロックに見える、フィフティーズスタンダードのひとつ、白黒のツートーン。 これは、ホワイト・ベース・モデルのほうが、より「ツートーン」という感じなのですが、そこはわたくし、あえて渋く「ブラック・ベース」にしてみました。 正解であった!と思っております。 さてさて、やはりTHE KINGといえば、ナッソー・ジャケット! さきほども言いましたとおり、これだけは譲れない!もちろん、私、頑固8鉄ももちろん、いくつかゲットさせていただきました。 ナッソー、というのは、日本では有名ですが、アメリカでは、「ハリウッド・ジャケット」と呼ぶのが一般的。 エルヴィス・プレスリーをはじめ、エディー・コクラン、カール・パーキンズなど、南部ロカビリー・アーティスト達が愛用したことで、50年代ロカビリーでは象徴的なファッション・アイテムのひとつとなっています。 そのゆったりしたシルエットのデザインゆえ、十分に「くつろぎモード」で着ることが出来るのに、「ヨソイキ」的お洒落アイテムでもある、という、実用的にも非常に優れたものであるところに最大の魅力があるように思います。 SP-105(エディー・コクラン) 最初にゲットした、ナッソージャケットは、こちらの、いわば「エディー・コクラン仕様ナッソー」。 間近で観ると、「ちょっと、派手かな・・・」と感じる方もいるかもしれません。ラメが入っているので。しかし、遠目に観れば、絶妙の生地感で、インパクトがあるところは、まさにステージやフォーマルの場では大活躍の1着ではないかと思います。 SP-113(グレー) こちらは、ブラック、ホワイトなど、様々な糸が織りなす生地で、遠目に観ると一見グレー、という渋い1品。こちらも、実際に使用してみると、驚くほどステージ映えする摩訶不思議な生地で、しかも、普段着としても、結構暖かく、軽く、1年を通して重宝している、よい品だと思います。 SP-139(バーガンディ・レッド) さて、こちらは、渋いバーガンディレッドのサマー・ジャケット。 その軽さゆえ、さっと羽織ってぶらりと初夏の夕方にでも出かければ、心もすっかり晴れやかになる、そんなジャケットであります。 SP-142(シルヴァー・シャークスキン・スーツ) こちらは、私が手に入れた唯一のナッソー・スーツなのですが、それはやはり、シャークスキンだから!であります。 この手のヒカリモノというのは、組み合わせがなかなか難しく、「あれこれ考えてもまとまんねー・・・」と悩むのも面倒であれば、潔くセットアップ・スーツで、というのが正解ということでゲットさせていただきました。 実は、ほぼ同じ生地のスーツ(いわゆるコンポラデザイン)も持っているのですが、どうしても、昔のシャークスキン・スーツは、秋冬モノっぽく作られているものが多く、若干重く、厚いのですが、このTHE KING製シャークスキン・ナッソーはなぜか、軽く、涼しげで、着やすい。ゆったりしたシルエットも影響しているのでしょうか。 これは、なかなか「似たようなモノ」の入手が極めて困難な、レア度の高い1品かと。 エドワーディアン・ジャケット(SP-144) ナッソーのTHE KINGは、他にも様々なスタイルのジャケットをリリースしていますが、そんな中で、こちらもお得意様とのコラボ企画により実現した、エドワーディアン。 イギリス起源のものなので、50年代アメリカンロックンロールのオリジナル全盛時代にはあまり観られなかったスタイルですが、70年代に流行した50年代ロックリバイバル時には、ファンの間で、世界的によく見られたスタイルでした。 さてさて、ジャケットだけ集めていてパンツが○ニクロ、では、ちと哀しいわけで、当然、レアでワイルドでダンディーなロックするパンツが欲しいところ。もちろんベーシックアイテムとしてちゃんとリリースしているところはさすがにTHE KINGであります。 この、「50's パンツ」は、すべて、太めのシルエットで、別名「ハリウッド・パンツ」と言われるとおり、50年代の芸能人メンズ・ファッションにはかかせなかったスタイル。特にR&B、ロック、ジャズなどなど、様々なスタイルの、多くのミュージシャン達に愛用されました。ベルトループが細く、すこし、下についているので、「ドロップ・ループ」とも言われます。そのあたりも完璧な復刻具合を誇るのがTHE KINGの50'Sパンツであります。 TP-007 (ブラック) なんといっても基本は、ブラックモデルでしょう。50'Sスタイルのファッションということに限って言えば、このオールマイティさは、○―ヴァイスのジーンズ並、といっていいと思います。 TP-012 (ライト・ミント) さらに、ホワイト系。すこーしミントが入っているあたりの微妙な風合い、色合いがますますフィフティーズな1品であります。 そして、50'sパンツと切手を貼らないと出せない、ではなくて、切っても切れないのが、スリム・ベルト。 ブラック・パンツには、ホワイトベルト、ホワイト・パンツにはブラックベルトという組み合わせが気にいっております。 SB-021 WHITE SB-020 BLACK そして、ラストは、アクセサリー。これは、エルヴィス・プレスリーご本人がしていた指輪を復刻した、というだけでなく、先日、THE KINGにやってきた、ジェイムズ・バートン御大ご本人の指元にも輝いているそのものという、エルヴィスオフィシャル(公認)の指輪。その辺のバッタモンと一緒にされては困るわけで、やはりこれはとどめの一発という感じでしょうか。 私、頑固8鉄がゲットしたのは、50年代モデルのほうであります。 HORSESHOE RING 1956 というわけで、駆け足でご紹介いたしました、THE KING「頑固8鉄コレクション」いかがだったでしょうか?こうしてみますと「かなりおいしいとこ抑えちゃってごめんあそばせザンス」。どれも買って良かったって思うお品ばっかザンス。すでに、SOLD OUTであったりするものもありますが、もし、ご希望あれば、THE KING販売部までご連絡を!リクエストも随時受付中、だそうでございますが、やはり早くゲットするに限りますぞよ。 |
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