8鉄風 ROCK COLUM by 8TETSU Vol.299


ロカビリー名作選(真正マニア編)

こんにちわ、頑固8鉄です。
ロカビリー、いいですねえ。
いつでも今でも、昔から変わらずに大好物です。

そんなロカビリー、超ビッグネームでなくても、いいものはいい!
というわけで、お送りします、ロカビリー名作選。

どれも同じように聴こえるって?もちろんそうでしょう。
でも、何度も聴いていると、じわじわと良さが伝わってくる、
そんな作品を10個、紹介します。順不同です。

1. Billy Lee Riley-Red Hot



サンレコードの最古のロックアーティストのひとり、ライリーの傑作。
これぞロカビリーという感じ。
強烈なだみ声はサンにいたハウリン・ウルフの影響なのかしら。


2.Sonny Fisher - Rockin Daddy



ほぼ無名だが、50年代のオリジナルロッカー、
フィッシャーのご機嫌なロカビリー。

アクション映画の悪役みたいな面構えも素晴らしいですね。


3.Mac Curtis - If I Had Me A Woman



55年にこれ1曲出しただけで埋もれてしまったカーティスは
70年代に入ってからヨーロッパで再発掘された人です。

レイ・キャンピと組んで、リバイバル化で大活躍。


4.Joe Bennett and the Sparkletones - Black Slacks



全員10代のスパークルトーンズは、1957年のブラックスラックスで少し有名に。
エドサリヴァンショウに出演。

元気いっぱいの本物の10代による50年代ロカビリーですね。


5.Roy Hall - Whole Lotta Shakin´ Goin´ On



ロイ・ホールは、あまり知られていないが、
ジェリー・リー・ルイスの古典「ホール・ロッタ・シェイキン・ゴーイン・オン」の共作者。

(もうひとりは、カーリー・ウイリアムス)。1955年に出たオリジナル版は、
オーケーから出た活きのいいR&Bで、ビッグ・メイベルが歌った。

ホール版も聴いての通り、スラップベイスもなく、おとなしくのんびりした楽し気なものでした。
有名なルイス盤が出たのは、2年後の1957年です。


6.Charlie Feathers - Everybody's Lovin' My Baby



フェザースはロカビリーの元祖のひとり。
強烈なヒーカップ唱法は後続に多大な影響を与えたとされます。


7.Jackie Lee Cochran - Ruby Pearl



エルビスに続け、と出てきたロカビリアンのひとり。
57年にジーン・ビンセントそっくりのルビー・パールでいけそうだったが、
惜しくもチャート入りを逃してしまいました。

のちに、70年代の50年代ロカビリーリバイバルで活躍。


8.Ronnie Dawson - Rockin' Bones



50年代から活躍するも、ヒットには恵まれなかったテキサスロッカー。
マルチプレイヤーの腕前を活かしてセッションマンになりました。

のちに、80年代リバイバルでヨーロッパで活躍。

9.Thumper Jones-Rock It



サンパー・ジョーンズって誰だ?と思ったら、
カントリー伝説の歌手、ジョージ・ジョーンズのこと。

56年にはロカビリーシンガーだったのですね。


10.Bobby Lee Trammell - Shirley Lee



のちにアーカンソーで下院議員になったが、
いろいろ問題のあるロカビリアンで、50年代に浮いたり沈んだりしていました。

しかし、かなりかっこいいシャーリー・リーは、
ギターがジェームズ・バートンで、ロカビリー好きにはたまらない素晴らしい出来栄えです。

さてさて、いかがでしたか。では、また次回!

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