8鉄風 ROCK COLUM by 8TETSU Vol.174 |
街角音楽の今 みなさん、こんヴぁんはぁ~ もう、バカ~ん。やめてよ、そんなところ触らないでなにするの、きゃああヘンタイ! えー、8鉄でございます。ただいま置換撲滅キャンペーン実施中。痴漢ではありません。 キイボードの痴漢、もとへ、置換です。 もともとPCの扱いがへたっくそなのですが、歳をとったせいか、キイボードが変わると対応ができない。 目も悪くなり、痴漢ミス、もとへええええええ、置換ミスが起きても気が付かない。 ああいやだな、置換ミス。あとで直すのもめんどくせえので見つけても放っておいておくんなせえ。 さて、初心に帰る。大事ですな。なにごとも新鮮な気持ちで接すると心もさわやかであります、きっと。 音楽趣味もそう。もう、聞き飽きた、もうおなか一杯、もうたくさん見るのもいや、もう絶対にあんなに呑まないぞ、 気持わりー、二日酔いで死にそうだ、、 だいぶ話がずれました。聞き秋田、もとへ、聞き飽きた音楽でももう一度新鮮に聴いてみたい。 そんなとき、やはり違うバージョンであるとか、違うアーティストで聴くというのも一興でございます。 できれば、オリジナルとかけ離れた、ぜんぜんイメージの異なるアレンジがされたものとか、へたっくそなアマもの とかでなくて、プロっぽいグレードでオリジナルの通りなんだけど、新鮮だ!というのが理想。 それが割合と自宅でも簡単に見つけられるのが、ストリートミュージシャンの動画です。 まあ片っ端から観るのも大変なので、かなりレベルが高いことがわかっているニューヨークなどの大都市にいる ストリートコーナーグループを観てみましょう。 グループ名はわかりません。たいてい書いてないのでわからない。観光客がとってアップしたのかもしれない。 曲はハートビーツの歴史的名作、ユア・ウェイ。 すごいでしょう? こちらはグループ名がありました。the Velvet Candles。かなりの人気バンド。 曲はデューク・オブ・アール。(オリジナルはジーン・チャンドラー) ステージがはねた後の路上ジャムでしょうか。それにしても凄いレベルの高さです。アメリカ恐るべし。 こうした音楽はもともとは黒人音楽でゴスペル起源のものですが、黒人ストリートグループになると やはり凄みが違う。 荒っぽさが素晴らしい。迫力が違います。曲はジャッキー・ウイルソンのハイヤーアンドハイヤー。 オリジナルの味を再現している人が有名な人でもあまりいないので、こうしたグループの実力の高さには本当に 驚いてしまいます。日本人には決して真似できないんじゃないかな。 地下鉄駅というのも大昔からの伝統。ニューヨークの風物詩です。 曲は、タイムスのクラシック、ソー・マッチ・イン・ラブ。 反響のいい建物内を見つけてはアカペラで歌う、というのも定番。こういうのを日常的にやっている なんて素晴らしい。 曲は、リトルアンソニー&インペリアルズのジャスト・ツゥー・カインズ・オブ・ピープル。 つい聴き入ってしまう。つい話も真面目になってしまう。それくらいのパワーを感じます。 器楽演奏の天才も世界のストリートで見つけることができる、と動画配信サイトは教えてくれますが、 こうした声の世界はまた格別。古い伝統スタイルがまったく収入などと関係なさそうなところで、 本来の形で生きているのは、たぶん純粋な音楽のパワーによるんだろうな、と思います。 総入れ歯、もとへ、そういえば、わたしも10年間、アカペラドゥーワップグループをやっていましたが、 ずばり人気がありました。30年以上、様々なジャンル音楽をやってきたんですが、結局、いまのところ、 今まで立ち上げた過去のライブバンドで一番評判がよく人気があり長続きしたのは、ジルコンズという 「その場のノリでやっつけ仕事する全員ボーカルだけのコミックグループ」みたいなもの。(録音ものは話が別) 一応、ちゃんとしたドゥーワップコーラスもやってました。定禅寺ジャズフェスの空中ステージ常連でしたが、 観客数半端なかったです。そのとき得た教訓をひとつ。 1 まずは恰好とポーズが重要であること 2 雑でもいいからひとりひとりが目立つこと 3 思考ではなくて感覚を大切にすること 4 人はまずは、声に惹かれること 5 音楽以前にサービス精神が一番大事であること 6 笑いがリラックスを生むこと 7 リラックスがいい音楽を生むこと 8 酒と料理と笑いが音楽活動をする楽しみであること 9 観客にとって音楽そのものは実際はサイドメニューにすぎないこと 10 なにより、歌うのは楽しいこと かっこよさげなこと言ってますが、そんな風に思ったのでした。 では、みなさん、股!ちあーう!またねえええええええ |