NANATETSU ROCK FIREBALL COLUMN Vol.316



 「平成」から「令和」に元号が変わり、新しい天皇陛下への三種の神器、八咫鏡(やたのかがみ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)、の形代(かたしろ)の継承も無事滞りなく終了されたことじゃろう。
「三種の神器」ってのは調べてみると、まず古語的読み方は「みくさのかむだから」とか言うらしく、日本神話において、天孫降臨の際に天照大神(あまてらすおおみかみ)が瓊瓊杵尊(ににぎのみこと~天照大神の子)に授けたとされる三種類の宝物じゃ。

ってむずかし~よみにく~いオハナシはこれぐらにしてだな、まあ世間では何事に対しても“なくてはならない必須の三品”を「三種の神器」って言い方をするな。 そういえば、天照大神(あまてらすおおみかみ)を「てんてるだいじん」、日本武尊(やまとたけるのみこと)を「にっぽんぶそん」って読んでしまって大笑いされるってのは代表的な昭和ギャグじゃったなあ~ってそんな事はどーでもええわい!

 わしの場合の健康維持、老化防止の三種の神器は、「ローヤルゼリー」「モロヘイヤ」「ドリアン」! マジでこの三品に遭遇して摂取しておらんかったら、今頃わしは単なる「病弱ジジイ」になっておったじゃろう。 いい年こいて再び猛暑の地東南アジアで仕事をすることは出来なかったじゃろう!最近つくづくこの三品に感謝をしておる次第なんで、まだまだ老いることを知らないThe-Kingファンのオールドロッカーの今後のご活躍の為にも、この三品の効果っちゅうもんをご紹介する! 「お~い七鉄よ、オメエさんの三種の神器は、電気冷蔵庫、白黒テレビ、電気洗濯機じゃねーのか!」って、ここは我慢してまっスルーしとくか(笑)

 「東南アジア・ネタはしばらく封印しておく」と言ってしまってから早や2回目(笑)このイーカゲンさというか、変わり身の早さというか、これが300回以上をこのコーナーを続けることが出来た秘訣じゃあ~(笑) ではでは、猛暑バテ、仕事バテ、ジジイバテ、くたばりぞこないの七鉄を救っている三種の神器をご紹介するぞ!


“アジアの天照大神”が七鉄に授けた三種の神器!?
「ローヤルゼリー」「モロヘイヤ」「ドリアン」


■ 神秘の栄養食品、生100%タイ産ローヤルゼリー ■ 

 まず「ローヤルゼリー」に対する一般的な誤解を解いておこう。 ローヤルゼリーは高級蜂蜜ではないぞ。 蜂蜜と同じくローヤルゼリーはミツバチによって作られるものじゃ。ひとつの巣箱に生息する数万匹のミツバチ(働きバチ)が、大自然の木々の花々から採取した花粉に体内酵素を加えて合成分解して作られる「女王バチのためだけ」の特別食なのじゃ。

「ハチと同じモン食って元気になれりゃ苦労しないぜ。俺たちゃ人間様なんだよ」と笑わないように!

 女王バチの幼虫はローヤルゼリーだけを食べて成長し、他のミツバチと比べて寿命は40~50倍、1日1500~2000個の卵を産み続ける驚異的な産卵能力をもつようになるのじゃ。 この女王バチの生命力の源こそが「ローヤルゼリー」じゃ。
 ローヤルゼリーには日本産、中国産等があるが、品質の高さはタイ産が最高峰! タイ北部チェンライ地方の温暖な気候、公害のほとんどない大自然は花の宝庫と言われており、養蜂産地としては理想的な環境。ここで生まれたローヤルゼリーには、人間が生きていく上での40種類以上の必須栄養素がバランスよく含まれていて、他に類を見ない最高の健康補助食品と最高の評価をされておる。

 ローヤルゼリーには凄まじい種類の栄誉素が含有されておるんで、いちいち説明するのはメンドーじゃ。 何はともあれ、わし個人へのローヤルゼリー効果を挙げてみよう。
 わしがローヤルゼリーを食べ始めたきっかけは、二十年ほど前にタイで働き始めると同時に急激に痩せ始め、体重が10キロ以上も落ちて健康状態がすぐれなかったからじゃ。 年がら年中猛暑の気候、バンコクの排気ガス公害、甘いか辛いか酸っぱいかだけ(?)のタイ料理、タイ人気質に対するイライラ感等など、そのストレスは相当なもんじゃった。
 ローヤルゼリーを食べ始めて約二、三週間してからその効果を徐々に実感。 1日1回大さじスプーン1杯程度を食べ続けただけで、まず痛いぐらいに朝勃ちするようになり、性欲も自然と復活! 次に二日酔いがなくなった!! そして何よりも熟睡出来て、スッキリとした目覚めを迎えられるようになったんじゃ。 滋養強壮剤の様な一時しのぎではなく、身体の芯から改善されていったと言えるじゃろうな。

 マジで朝勃ちはハンパない! 自分の意志とは関係無しに勝手に“息子さん”が屹立しっぱなしで、その時はトイレで用を足すのが大変! 射精感、射精量も俄然アップしたもんじゃ! ローヤルゼリーは女王蜂の驚異的な産卵能力の源じゃが、これを男性が食べると精力増強に繋がるってわけじゃ!

 また「ローヤルゼリー・パック」による美肌効果も実感したわい。 ローヤルゼリー石鹸ってのも既に発売されとるが、生ローヤルゼリーを直に顔に塗るのが一番! シャワー/洗顔の後に、水気をよく取り除いてから、極少量のローヤルゼリーを顔面に薄く塗り、30分後ぐらいに水洗いするとお肌がツルツルになる!
【右写真】養蜂場における巣箱全体の状況とローヤルゼリー採取現場。


■ 野菜の王様モロヘイヤ ■

 モロヘイヤと出会った時期も場所もローヤルゼリーとほぼ同じ、約20年前のバンコクじゃ。 モロヘイヤの原産地はエジプトじゃが、今では世界中の有機栽培農園で栽培されておる。 特にタイの山間地はモロヘイヤの発育環境に適した場所が多いらしく、世界的に見ても生産量が高い。

 まず下の野菜の栄養素含有表を見て頂きたい。 いかにモロヘイヤがあらゆる野菜類の中でもダントツの高い栄養価を誇るか分かって頂けることじゃろう! 更に安心して食せるのは、モロヘイヤは有機栽培(無農薬栽培)でしか栽培することが出来ないのじゃ!!

 食する際のモロヘイヤの特徴は、ものすごい量の透明なネバネバ、いやドロドロ質! 納豆とかオクラなんて比じゃない!! モロヘイヤは熱湯で2~3分茹でてからお浸しにして食べるのがわしは一番好きじゃが、軽く茹でたモロヘイヤをザルにあげる際に、びっくりするほどの透明なドロドロ質が緑色のモロヘイヤからあふれ出てきてザルの下に落ちる。 しかしこのドロドロ質に豊富な栄養素が含まれていると思うと少しでも捨てられない! だから茹でる時間、ザルへのあげ方など注意しなければならん!
 これは以前に知人である日本の野菜卸問屋さんに聞いた話じゃが、モロヘイヤが日本に上陸したり栽培されるようになったのは今から40年ほど前。 しかしあまりの凄まじいドロドロ質の為に、当時の消費者に敬遠されてしまい、それ以降生産者も輸入業者もモロヘイヤに消極的な姿勢が長く続いてしまったという。
 「我々の間では、凄まじいドロドロ質ゆえに、悪魔の野菜なんて言われていたもんです」と。 当時の日本人が好むネバネバ感は納豆が限度だったっつうことでもあるな。 勿体ない話じゃ!

 モロヘイヤ効果の代表例は、その圧倒的な量のドロドロ質と繊維質により、恐ろしく高い排便効果!要するに胃腸に溜まっている不要物、老廃物をきれいさっぱり体外へ排出してくれるのだ。
 また現代の石鹸やらシャンプーに含まれる化学物質は一度体内に入り込んでしまうと、人間の肉体性能上では決して排出されずに体内に溜まったままになるらしいが、モロヘイヤとキトサン(という栄養素)だけが、溜まる一方の化学物質を排出させる効果があるという! 肉体の劣化、老化というのは体内の内側からやってくるものであり、その最大の要因である老廃物、化学物質をサクッと捕まえてサクッと出す、これがモロヘイヤ最大の効果であると言って過言ではなかろう。

 ところで、モロヘイヤには原産地のエジプトにまつわる超有名な伝説がある。 それは古代エジプトの女王であり、絶世の美女として現代まで語り継がれておるクレオパトラとモロヘイヤの関係じゃ。 クレオパトラの寿命が実際に何年であったかは定かではないが、30~40代になっても権力者の男性を魅了してしまう美しさの秘訣は、クレオパトラが毎朝飲んでいたモロヘイヤのスープじゃったらしい!
 あれは確か、三年前に旅をしたポーランド・ワルシャワのレストランじゃった。 店名が英語で「クレオパトラのディナー」。 そこそこ高級なレストランじゃったが、「まさか!」と勘が働いて入口外に置かれてあったメニューをみたらやっぱりモロヘイヤ料理が多かった!

モロヘイヤ農園の農園主を取材したことがあるが、農園主はモロヘイヤの魅力について次のように語っておった。
「人間は誰も老化から逃れることは出来ません。でも老化を遅らせることは出来ます。それがモロヘイヤ効果です」


■ 果物の王様ドリアン ■

 野菜の王様のお次、果物の王様と呼ばれるドリアン様じゃ。 これ、今日本でどれぐらいのお値段? 現在タイでは、横幅約10センチくらいのむき身で約60タイ・バーツ(約220円)。初めてタイで食べた約20年前の倍の価格じゃ! タイの物価の上昇率は高いものの、20年前の倍になった品物って、ドリアン以外には無い! 生産量はむしろ上がっておるだけに、ドリアンの価格上昇率は異常! それだけドリアンの価値の真実が知れ渡り、販売側が勝手に「超高級フルーツ」として位置づけてしまったのじゃ。

 南国ドリアンと言えば、その代表的な生産地はタイというイメージが世界的に強いが、わしが調査したところによれば、タイに負けず劣らずドリアンを生産しているのはカンボジア! ただし、「カンボジア産」とうたってしまうと価値が下がってしまうのが現状であり、カンボジア産をタイ産と偽って売られている場合が多いらしい。 日本国内で超人気ブランド「〇〇メロン」の生産地が、じつは〇〇じゃないってのと同じハナシじゃ。
 ちなみに、東南アジアの胡椒といえばベトナム産が有名じゃが、これもまた実状はカンボジア産がかなりのパーセンテージを占めておる。 まあ美味しければどこ産でも構わないってのがわしの自論じゃけど、世間では「ドリアンならタイ産、胡椒ならベトナム産」っつった方が喜ばれるんじゃろうな~ふざけたハナシだ、頑張れカンボジアって声を大にしたくなる!

 ドリアンの魅力と言えば、何はともあれタイでは「女房を質に入れても食べたい」とまで言われる、フルーツとは思えない嫌味い一歩手前な(?)超濃厚な香りとお味。 「女房を質に入れても~」とまで言われるのに、ホテルの至る所には「ドリアン持ち込み禁止」の表示が(笑) それだけ香りが強烈なのじゃ。 一度冷蔵庫に入れたら、食べてしまっても冷蔵庫内に4~5日は香りが残っているほどじゃ。
 でも滋養強壮効果と腹持ちはフルーツの中では類をみないほど圧倒的! 仮に1回の食事でそこそこの量のドリアンを食すると、わしの場合はその日の食事はノーサンキューであり、2~3日は頭が冴えて(冴えた気になって)疲れにくくなる! なんだかヤバイ薬みたいじゃけど、事実なんじゃよ。 だからこそ「果物の王様」と呼ばれるんじゃろう!

 あらためてドリアンってのをWikipediaで調べてみると、意外な記述が。 ドリアンはタイでは「果物の王様」って呼ばれていますが、これは前述した「女房を質に入れても食べたい」と言われるほどの美味しさ故の誉め言葉と信じておったが、実は「栄養度と精力効果が抜群に高く、王様が好んで食べる」からそう言われるようになったと記述されておった。 ドリアンの高い栄養素は右の表の通りじゃ。
 表の中の栄養素に「葉酸」という一般的には聞きなれないモンがあるが、これは「妊娠したら葉酸を摂取せよ」と言われるほど妊婦には重要な栄養素であり、赤血球を作りだす働きがあり、貧血防止に効果があるらしい。また血液をサラサラにする効果もあり、動脈硬化の予防にもなるのじゃ。

 ドリアンにも有名な都市伝説がひとつ。 「ビールと一緒に摂取しないこと」ってヤツ。 これは胃の中でドリアンとビールとが危険な相互発酵状態をもたらして胃や周囲の内臓を激しく圧迫し、下手をしたら死に至るって言われておる。 まあこれは医学的に証明はされておらんから真偽のほどは定かではないが、「全然平気だったよ」という知人も何人かおる。
 まあわしの場合は、ドリアンの満腹感はハンパないんで、とてもビールを飲む気にはならないので試してみる気も起らんが、一応注意書き程度に記しておくぞ。


 「オメエ、大酒のみのクセして変なモン食ってんだな」って呆れた方もおるじゃろうが、この三種の神器(食)のお陰で高齢にもかかわらず、イロイロと現役であり続けておる七鉄じゃ。
 わしと同年齢の現役の方の中には、鞄の中にデッカイ薬の紙袋があり、その中にいろんな種類の薬やサプリが入ってるのをお見かけすることが少なくない。 その度に薬を持ち歩いていないわしは健康なんじゃな~と実感する。 部屋の常備薬も腰痛と肩こりの為の湿布薬だけだし(笑)

 「ローヤルゼリー」「モロヘイヤ」「ドリアン」は薬でもサプリでもなく食品なんで実に健康的じゃろう! また持ち歩く必要もなく、部屋に帰って摂取すればええからめんどーくさくないのがいい。 人の数だけ健康維持法があるとは思うが、興味のある方は是非ともお試し頂きたい。 これもThe-Kingファンであるオールドロッカーのご活躍を願う七鉄からのささやかなサジェスチョンじゃ! オールドロッカー諸君よ、雄々しく蘇ってくれたまえ!



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