NANATETSU ROCK FIREBALL COLUMN Vol.278

 久しぶりに、タイより南下した地域、マレーシアにやってきた七鉄じゃ。 これでアセアン諸国連盟10ヶ国の内8ヶ国の入域となった。(残る2ヶ国はフィリピンとブルネイ)何気に今まで行った諸外国の数をカウントしてみたら、中国返還前の香港を1ヶ国とすれば丁度30ヶ国目がマレーシアじゃった。
 「30」という数字は多いのか、少ないのか。諸君は、「なんだ、放浪とか言っときながら、まだたったの30ヶ国かよ」と思うかもしれんが、わしは訪れた地域が気に入れば、割と長居するタイプでな。 訪れた国の数や移動距離なんて数字にはあんまり拘らんタイプの放浪者なのじゃ。 
 わしの知り合いの旅人は、ユーラシア大陸にある国をほぼ網羅しており、各国の出入国スタンプでいっぱいになった古いパスポートを宝物の様にわしに見せてくれたことがあったが、わしとは全然タイプの違う旅をしとるようで、特に羨ましいとは思わんかった。

 どこの国や街に行っても、観光ポイントを訪れるよりも、まずゆっくり真昼間からビールを飲める場所を探し、そこを起点としながらその地の「空気の匂い、風の音、人いきれ」を味わうのがわしの旅の流儀なのじゃ。 そこが気に入って、運よく現金収入の口でも見つかればちょいと根を降ろしてみることもある。 まあ、旅人、放浪者、というよりも「渡世人」と言った方が正解かもしれんな!
 そんな「渡世人・七鉄」の目に、30ヶ国目のマレーシアはどのように映ったのか。 今回はその辺をサラリとご紹介してみよう! まずは現在逗留しておる首都クアラルンプール(以下KL表記)における、外国人旅行者用繁華街ブキビンタンから現地の模様をお届けしよう!

七鉄のロック回り道紀行~Vol.21 
近代的都市に感動するも、物価高には悪戦苦闘!放浪30ヶ国目、マレーシア/クアラルンプール雑感


■ 何はともあれ、ビールが高過ぎる! ■

 マレーシアはイスラム国なので、基本的には飲酒はご法度。 外国人旅行者や居住者が集まるブキビンタンの様な地域は特例として飲酒および酒類の販売は許されておるが、あくまでも“特例”なので値段が高いのは想像に難くない。 入国前の情報確認もしておったんで覚悟はしていたが、やっぱり高い!(笑)
 それまで、ミャンマー、ベトナム、カンボジアで安いビールを腹いっぱいかっ喰らってきた身分としては、目の玉が飛び出るような高値じゃ! 以下、わしが外飲みしてきた各国のビール価格の比較じゃ。

ベトナム(ホーチミン)=約60円(サイゴン・ビール中瓶)
カンボジア=約150円(アンコール・ビール、アンカー・ビール中ジョッキ)
ミャンマー=約70円(ミャンマービール、タゴン・ビール小ジョッキ)

これがKLブキビンタン地域になると、約600円(タイガービール1パイント)じゃ!

 しかし驚くのはまだ早い?! 1パイントとはヨーロッパ基準では約570mlだが、マレーシアはアメリカン基準であり、約470mlでしかない(笑) まあ日本と大差はないが、現在のわしにはヒジョーにキツイお値段じゃわい!
 ブキビンタン中を歩き回って安いビール屋を探したが、結局もっとも安価と思われたのは、カールスバーグの生を約300mlのグラス1杯で約300円のお店。それから中国の青島ビールの大瓶が約530円のお店・・・。 まるでウイスキーを飲むごとく、ビールをチビチビやらないかんって、ナサケネーわい(苦笑) 何だかんだ言ったって安いビール屋は探せばあるもんじゃ!とタカをくくっておったわしもガックリ。

こりゃ外飲みは控えないといかんな~ってことで、部屋飲みしようと安いスーパーで缶ビールを買ってみたが、それでもショート缶で約220円、ロング缶で約360円(プロモ期間限定価格)ってお値段の品を探し出すのが精一杯じゃった(笑) KL滞在の最初の一週間は「安いビール探し」ばっかりやっており(笑)、結果がこれじゃあ骨折り損じゃあ・・・。


■ 喫煙率は高いが、タバコのお値段も高い!! ■

 マレーシアの喫煙率は高く、愛煙家は心置きなくタバコが吸える。大通りはもとより、路地裏でもたくさん灰皿が設置されておることからも、この国の喫煙率の高さがうかがえるわい。
 しかしタバコの値段も高い。 もっとも安価のブランドでも約330円じゃ。 以下、各国でわしが愛煙してきた現地タバコの価格比較じゃ。

ベトナム=一箱約50円(ブランド名=SAIGON)
カンボジア=一箱約60円(ブランド名=ALA)
ミャンマー=一箱約70円(ブランド名=RED RUBY)
※マレーシア=一箱約330円(特定ブランド無し)


■食事は現地飯以外は手が出しにくい・・・日清のカップ麺がやたらと美味かった! ■

 ビールがバカッ高いので、食事の方は費用を抑えないといかんが、現地飯(マレー料理、マレー風インド・カレー)なら1食2~300円以内。 しかし毎食これじゃあ年寄りにはキツイ。 かと言って中華や日本食になると、ちょっと気を抜いて食欲を満たそうとすると1食1.500円をかる~く越えてしまう。
 和食店に行くと昼定食1セット、ラーメン1杯最低価格でも1000円超えなんて当たり前。 もう食べる前に値段でゲンナリしてしまうので、肝心のお味に合格点なんか付けられんわい!
 しかもフリードリンクが無いから、冷茶でさえ別注。 さらに店によってはサービス税が別途10%もとられる・・・。 ビンボー旅行者はKLで和食は食えんわい。 
 現地の観光地図をチェックしておったら「SUKIYA」という表記があったんで、「牛丼のすきやさんなら高くてもたかが知れているだろう! 夕食の他に夜食のお弁当も買っちゃおう!」と勇んで出かけたところ、超高級ショッピングセンター内に店舗を構えていたのは高級すき焼き屋さんじゃった・・・セットで約4500円~・・・・中では幸せそうな現地駐在員さん家族が何組かお食事をされており、なんか自分がみじめな存在に思えてきたわい(泣)
 結局その晩は、コンビニさんで1個約180円の日清カップヌードル君を買って食べた・・・このカップ麺がことさら美味しかった! 世界進出を果たした“日清さん”に、心から感謝しとる次第じゃあ~(笑)

 「物価がタケ~タケ~」って文句ばっかり言っておると、お世話になっとるKLに申し訳ないので(笑)、正反対にお財布に超優しい部分も紹介しておこう!
 早朝から夜0時までKL内を幾つかの路線において循環する国営バスは無料!またモノレールや地下鉄といった最新の交通機関のお値段も恐ろしく安い。 日本ならひと駅だけで120円ぐらいかかる(だったっけ?)が、KLでは25円ぐらいじゃ。


■ 東南アジア都市総合ランキング第2位がクアラルンプール ■

 金がらみのハナシはもう止めにして(笑)、わしが現在逗留しておるKLの概要をお伝えしよう。 東南アジアの大都市といえば、第一にシンガポール、第二にバンコクってのが定番じゃが、今やKLはバンコクを抜いて第2位といってもよいほど目覚ましい躍進を遂げた都市じゃ。
 KLの象徴は何といっても超高層ビル群と広範囲にわたって美しく整備された都市構造であり、さらに清潔さと治安の良さ、モノレール、鉄道、地下鉄が敷かれた交通システムも東南アジアの中では断トツで充実しておる。 超高層ビルのシンボルは、日本と韓国両国の出資によってそれぞれ1棟づつ建築された「ペトロナス・ツイン・タワー」じゃ。

 わしが現在逗留しておるブキビンタンという地域は、外国人旅行者のいわば溜まり場。 デカイショッピングセンターがいくつもあり(伊勢丹2つ!)、「バーガーキング」「マクドナルド」「スターバックス」といった大手外食チェーン店も目白押し。 ブキビンタンのど真ん中でふと頭上を見上げると、逆に超高層ビル群から見下ろされておる感じであり、最新のショッピングエリアとオフィス街が隣り合わせになっておるような構造じゃ。 東京に例えれば、丸の内/八重洲と渋谷/新宿が隣接しとる感じじゃな。 とにかく東南アジアにいることを忘れてしまうほど街中は清潔でモダンじゃ。
 中には現地の飲食店が密集した一画もあって、いわば「最先端の東南アジア」にいる充実感を味わえる。 英語の通用度もシンガポール同様に大変に高い! 安宿の従業員ですら、スラスラと英語でアレコレ説明してくるんでビックリ!

 わしの知り合いで、大変に口の悪い(笑)自称・東南アジア経済評論家がおるが、彼のオモシロイ「マレーシア・タイ比較論」を紹介しておこう。

「もうマレーシアは完全にタイを抜いたよ。 その原因はただひとつ、外国人が何故自分たちの国にやってくるかをマレーシアは分かっているのに、タイは身の程知らずの勘違いをしたからだ。 マレーシアは、長らく東南アジアに求められてきた“清潔感”“治安の良さ”“適切な文明化”をきちんと実践してきた。 いわば自分たちの国に富をもたらす外国人を、特にビジネスマンに焦点を絞って方針を徹底してきたのだ。
 一方タイは観光立国だ。 早い話がビーチリゾートと“女”をメインにしてきたはずなのに、先進国気取りをしたくて外国人への締め付け制度ばかり強化し、軍政は金の使い方を知らないから嗜好品ばかり課税を繰り返し、ついに絶対的なお得意さんを逃がしてしまったようなものだ。 オリンピックをバンコクに誘致するだと?20年早いよ!」

まあ、当たらずも遠からずではある(笑)

■ クアラルンプールは多民族“混在”都市! ■

 タイのバンコクやミャンマーのヤンゴン等、多民族都市は幾つか体験してきたが、KLはちと様相が違う。 バンコクやヤンゴンの場合は、地域の中で多民族の棲み分けが出来ておって、各地にうまい具合にバラケタ「共存」といった表現が相応しいかと思うが、KLはごっちゃ混ぜ、「混在」じゃ。 マレー系、中華系、インド系、アラブ系の民族が雑然と交じり合って生活しとるのじゃ。
 また西洋建築スタイルによる超高層ビル、高層マンションも聳え立っておるので、「ここは一体何処なのだ?」って気分になりかねない(笑)というか、生粋のマレーシア人ってどいつなんだ!って感じじゃよ。

 その多民族密集状態の違いとともに、バンコク&ヤンゴンとKLの民族模様の違いをもうひとつ。 それは多民族の中でも、わしが見る限りではインド系民族の働きっぷりがダントツで熱い! バンコク&ヤンゴンでは、どの民族もその国の風土に同化しており、顔だちや肌の色は違っても同一国家の民衆って感じじゃが、KLのインド人は他の民族よりも俄然意欲的に毎日を送っておるように見える。 この地に来て、インド系民族をチト見直したわい!
 飯屋、土産屋、コンビニやスーパーの店員、飲み屋のウエイター等、愛想はあまり良くないが(笑)、注文も勘定もしっかり出来るし、手が空けば追加注文を促したり、拭き掃除や片づけをしたりと、まあよく動く。 こっちのインド系の方とわしが波長が合っておるのかもしれんがな。
 これは短期滞在者の偏見じゃろうが、中華系やマレー系はのんびりしていてやる気があるのかないのかワカンネーのが多く(笑)、アラブ系はどこか挑戦的で怒りっぽくて、その時の気分で働いておるって雰囲気じゃ。 必然的に、仕事中でもスマホをいじくりまわしているのは、中華系、アラブ系が多い(笑) もっとも、インド系とアラブ系のみかけの違いは、時々分かんなくなってくるがな~。 まあザックリとしたイメージってことで(笑)


■ KLの意外な?素顔その1~安宿の評価が低い ■

 わしがホテル検索アプリのagoda、Booking.com、Hostel Wirldを使いまくっておることは以前から述べておるが、少々驚いたのはKLの安宿(ホステル)って利用者の評価が異常に低いことが多い。 レビューを読むと「従業員の愛想、サービスが悪い」「wifiが不安定」「部屋が狭過ぎる」といったコメントが圧倒的に多い。

 「愛想が悪い」っつったって、インド系、アラブ系は元々笑顔が少ないわい(笑) サービスは多少いい加減なのは認めるが、まあこれは(安宿故の)低賃金労働者の教育って部分がこれからのマレーシアの課題ではあるがな。
 「wifi」に関しては、わしも最近認識を改めたが、すでに無料のwifiシステム自体が時代遅れとなっており、現地で短期滞在用のSIMカードを買って利用した方がはるかに快適じゃ。 貧乏旅行者とはいえ、なんでもかんでも無料システムに期待すること自体がおかど違いの時代になったのじゃ。
 「部屋が狭すぎる」ってのは何だかな~じゃな。 他の東南アジアの安宿と比べてもこれも変わりはないし、なんでKLだと文句が出るのか?

 東南アジアの長旅経験者のわしからすると、KLの安宿に低い評価を下している利用者というのは、総じてKLの高い都市化のレベルと安宿のサービス・レベルが一致していないと勘違いしているだけのことじゃ。 都市化のレベルが高かろうが低かろうが、安宿はあくまでも安宿じゃ。 他の東南アジアの大都市の安宿とKLの安宿とそんなには変わりはないので、今後KLに行かれる方は参考にして下され。


■ KLの意外な?素顔その2~ストリート・ミュージシャンのレベルが高い! ■

 ブキビンタンは外国人旅行者が多いので、洋楽のコピーをレパートリーに加えた地元ストリート・ミュージシャンが少なくないが、彼らの演奏レベルは実に高いことに驚いた。 ハッキリ申し上げて、コスプレしてプロ気取りしている日本のアマチュアなんて太刀打ち出来ない音楽的センスじゃ。
 歌唱力や楽器演奏テクはもとより、発せられたサウンドが客側からどのように聞こえているかってのを第三者的に分かっておるような良い演奏なのじゃ! 感情面でもテクニック面でも音量においても、節度をもって演奏しとるから、マレー音楽やアラブ音楽を聴かされてもついつい足を止めて聞き入ってしまうほどじゃ。 ブキビンタンのお役所が、ストリート・ミュージシャン出演者選考コンテストでもやってんじゃないか、って思えるほどご立派なミュージシャンが多い。 何かと物価が高くてお金を使うことに躊躇してしまうKLじゃが、彼らの演奏にはわしはチップをはずんでしまったわい!


■ アフリカ系セクシーレディが獲物を狙う?!、ブキビンタンの高級パブ街 

 ブキビンタンの夜、もっとも白人旅行者が集まる所は「チャンカット通り」。まあ100メートルほどの2つの通りの両側にパブやレストランが軒を連ねておるんじゃけど、どの店も集客の為にテキトーに急造したのではなくて、モダンにセンスよく造り込まれたパブが実に多い。
 最近は東南アジアの各大都市にはゴージャスな「ナイトクラブ」系ディスコが次々と出現しておるけれど、オシャレなパブ&レストラン系飲食店が一ヵ所に固まっておるのはKLブキビンタンが随一ではないじゃろうか。
 店の建築様式をチェックすると、アメリカ風、ヨーロッパ風、中国風、それもモダンスタイルありレトロスタイルありの十人十色状態。懸命に周囲と差別化を計っておるようで外側から見学/写真撮影しとるだけで楽しい。

 50s風のバーは残念ながら見当たらなかったが、別の場所で一件発見。チャンカット通りから徒歩10分くらいのモノレール「ブキビンタン駅」近くに、キャデラック・モデルの客席を用意したアメリカン・バーがあった。まあThe-Kingのボスなら「ディスプレイの精度が全然甘いよ~」と一刀両断にNGを出すレベルに見えたんで詳細は割愛!(笑)

 まあブキビンタン通りのパブはどこも基本的に高級路線の店づくりばかりであり、それだけに何処のお店もタケー!(笑) わしは毎晩ビール3パイント約2500円の出費を覚悟でこの界隈のバーに入り浸っておる!
 特大フィッシュ&ポテトや牛テイル・スープ(どちらも約2000円)、ラザニャ(約1500円)をオーダーしたことがあったが、残念ながら相当な大味じゃったので以降はどの店でもビールのみオーダーしとる。

 言われたよ、某バーにて顔なじみになったウエイターに。
「キミは日本人だろう?(金持ってるだろ?) なんで料理をオーダーしないんだ」とな(苦笑)
「悪いな、ビールがわしの夕食なんじゃ。 飯食うとビールが不味い。 ここのビールは最高じゃしな!」って答えるのが精一杯!

 ウエイターは苦笑いしながらも、昨晩はわしの肩に手をかけながらこう言ったもんじゃ。
 「キミはジェントルマンだよな。 今夜もビールをエンジョイしてくれたまえ」
 え~とだな、この言葉の真意を説明しておこう。 実はこの界隈には超セクシーなアフリカ系娼婦が多く、彼女たちは各店の入り口付近で飲んどる客に声をかけるので店側に白い目で見られとる。 一応彼女たちもワンドリンクをオーダーしとるから店側も文句を言えないようじゃが、明らかに迷惑そう。 わしは彼女たちをいつも平和的にテキトーにあしらっておるんで、それが「毎回ビール・オンリーでもOK!」の厚遇に繋がっとるようじゃ(笑)


 正直なところ、クアラルンプールはデカ過ぎて、入域して僅か10日あまりじゃ実態がよお分からんので、「雑感」とはいえとりとめのない内容になってしまったこと、どうかご理解頂きたい。 今後、チャイナタウンや、ブキビンタンと並ぶ繁華街「ミッドバレー」に宿を移す予定なので、ブキビンタンと違ったマレーシア像を感じ取ることが出来たならば続編をお送りしようと思うておりますわい。

 しつこいようじゃが、なんせ周辺諸国よりはべらぼうに物価高のマレーシア。 大切な旅の資金をどのようにやりくりしていけばいいのかも、まだ分からないのが七鉄のマレーシア、クアラルンプールに対する本音であります。
 ベトナムでやっちまったギックリ腰がまだ完治していないこともあり、どこか慎重でおよび腰になっとることは否めないものの、まずはマレーシア、クアラルンプールをご存じない諸君に対して、ぼんやりとでも正しいイメージが出来上がることを願って書かせていただきやした!


■番外編■

 では最後に余談というか、今後の諸君の参考の為に(笑)、上述したチャンカット通りのバーで娼婦をあしらっておるわしの話術ってもんをお教えしておこうかのう(笑)
 声をかけられたら、まずはお相手の容姿やファッションを褒めてあげて、友好的な態度を示すのじゃ。 オタオタ、ドギマギしてたら長々とまとわりつかれるってもんじゃぞ。

 テキトーな世間バナシが済んだら彼女たちは“お仕事のハナシ”をしてくるから、そうしたらビールしか飲んでない事を逆手にとるんじゃよ! 「悪いな~、御覧の通りビールしか飲んでないだろう? 現金はそんなに持ってないんだよ」とか言っておれば、彼女たちは自然と遠のいて行くわい。
 一度、酔ったふりしてふざけ半分で「カード使えるかい?」っつったら、呆れた顔されて「アンタみたいな人、初めて。 日本人って皆んなそうなの?」って言われたわい。 どういう意味なのかよお分からんが、まあ日本人の名折れになるような応対はしとらんと思うとります!


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