このSTRAP&PENDANTはチトやばいぞぉ〜〜なんて腕を組みながら思っておった諸君じゃろうが、「ぅぅお〜っとぉ!」 どうやら、超プレミアム物のわしのピックをクリックしてしまったようじゃのぉ〜  エライっ!  キミは世の中をよく解かってらっしゃる! ってなわけでガンコ七鉄ワールドへようこそだ! インフルにかかってしまったキミィ、ツライだろうが耐えてくれ! タミフルを飲んでから2回は読むように!


ガンコ七鉄先生「DVD ELVIS 56」を語る 

 エルヴィス・プレスリーのファンにとってはお宝映像満載のこのDVD。amazonの投稿レヴューなんぞでは、もう絶賛の雨あられでござんすね。資料的価値も非常に高く、映像編集のセンスも抜群なだけにわし七鉄も皆の衆のご意見には大賛成でござる。・・・が、なんかいっちゃん肝心なことがまだ語られていない気がしてならんのだ。
 
 ところで、エルヴィスもしくはフィフティーズ・ファンのキミ、もし「ロックン・ロールって何?」と聞かれたら、なんとお答えなさるか?「ブルースとかカントリーとかブルーグラスとか、いろんな音楽がミックスされて・・・」なんつう百科事典(わしも古いのお〜。今は「イミダス」「知恵蔵」か?)のような説明じゃのうてバシッ!と一言で即答できるかね。大体「いろんな音楽がミックスされて・・・」なんつったら、それは音楽の寄せ鍋じゃっ。寄せ鍋だってよさげな素材をなんでもかんでもぶっこんだらロクな味にはならんし、そんな説明じゃ「ロックン・ロール」に失礼っつうもんじゃ。で「ELVIS 56」でナレーターという光栄な役を仰せつかっているレボン・ヘルムという男でさえも、かつて自分のバンド(The Band)のインタビュー映像の中で、「いろんな音楽がミックスされて・・・」とやっちゃっているのじゃ。実際にはあらたまってロックン・ロールって何?と聞かれたらほとんどの人が一言でキメられないようじゃのう〜。そこで、この七鉄が極上の解答を用意してしんぜよう。  オッホン!

ロックン・ロールとはエルヴィスである! エルヴィスがロックン・ロールである!! 

 


 え?テメエー何を今更ほざいてんだよ。バーボンかっ食らい過ぎだろってか。 まあバーボン飲み過ぎって指摘は当たってなくもないが、 もし本場アメリカの「大アメリカ音楽歴史研究協会最高本部」の ミスター・イシアタマ名誉顧問かなんかに向かって、 「ロックン・ロールとはエルヴィス!」って剛速球一本槍で啖呵切る勇気、 さらに、こめかみに38スペシャルの銃口をねじ込まれても 「ロックン・ロールとはエルヴィスだあ〜」って絶叫できるだけの信念、
ア・ナ・タ・ア・リ・マ・ス・カ?


 心配はいらん。「ロックン・ロールとはエルヴィスである!」と確信する勇気と信念とを与えてくれるのがこの「ELVIS 56」である。実際に「ELVIS 56」の巧妙な映像編集のお陰で、エルヴィス以前にロックン・ロールってものはなかったこと、ロックン・ロールの本流、本家本元はエルヴィスただ一人であることがよく分かるのじゃ。わしはこの作品のタイトルは「 ROCK N' ROLL IS ELVIS」の方が正しいと思っておるのじゃ。

 また理論的には不可能である「多種多様な音楽のミックス」を、エルヴィスは自らの感性と肉体でやってのけたからこそ「キング・オブ・ロックン・ロール」と崇められることも「ELVIS 56」は教えてくれるのじゃ。本当は「キング」じゃなくて「ゴッド(神)」の方がバッチリなんじゃが、そこはキリスト教社会のしきたりと当時の社会の控えめな風習で、キリスト様以外には「ゴッド」という表現は使えなかったんじゃろうな。

 そしてもうひとつ、「ELVIS 56」で絶対に見逃してはならんことがある。エルヴィスが瞬く間にキングの座へと登りつめる段階で既にナッソージャケットをキメまくっていることじゃ。フツ〜のスターなら、独自のファッションスタイルがイメージとして定着したり、スター本人がそいつをキメることが出来るまでにそれなりの時間がかかるもんじゃが、エルヴィスはナッソーを「ハートブレイク・ホテル」の爆発的ヒット以前にモノにしておる。要するに南部で展開されたサン然と輝くSUN時代で、これもキングだからこそ成しえた奇跡の芸当じゃ。そしてROCKの王様としてのシンボル「ホースシュー・リング」がドンピシャのタイミングでキングズ・フィンガーに着用と相成る。こうしてナッソージャケットやホースシューリングは、エルヴィスの登場、存在と共に、「ロックン・ロールの誕生」をシンボライズする、音楽史上に燦然と輝くROCKアイテムとなったのであ〜る。

                っとこのようにあらゆる角度から楽しめる、誠に恐れ入る作品じゃ!


              まだこのDVDを御覧になっていない方はラブテン行って買ってくるといいですぞ。

                       超気まぐれ先生 "ガンコ七鉄"

 ★七鉄のアイテム紹介コーナー   KSP-020〜022

  「ZIP PENDANT」 ジップペンダント

 50'sはもとより、よりスペイシーに(広大に)、ヒストリカル(歴史的に)にアメリカン・アイテム全般を追求する本格的&コアなファン注目の作品をご紹介しよう。ジッパーとスター、ホースシュー、ダイスを巧みにコネクトさせた「ZIP PENDANT」じゃ。

 ジッパーは、1891年にシカゴの靴職人が、シャープなデザインとフィット感を追求した末に考案したスグレものであり、当初は「スライド・ファスナー」と呼ばれており、それが開閉する際の「ジー」という擬音から、1921年になって「ジッパー」と改名されたのじゃ。それから5年、1926年になって「Lee」ジーンズにも転用されたのじゃ。ジッパーはアメリカで生まれ、アメリカのファッション文化を育て、そしてアメリカから世界のファッション業界に普及した正真正銘のオリジナル・アメリカン・アイテムであ〜る。

 しかしながら、音(サウンド)をネーミングした古きアメリカン・アイテムを「ロックン・ロール・アイテム」として起用し、アメリカのシンボルであるスターとともにコーディネイトするアイディアは、まさにTHE-KINGならではのクールでひねりの効いた実に心にくい仕業じゃ。

    
   SILVER 925製  変色防止ロジウムコート付き チェーンは45cm。部分的に輝くスペシャルなチェーンを仕様。(御要望により60cmまで可能)
  
         ZIPPER SIZE(下部パーツを除いて) 最大高さ 2.5cm 最大横幅 1.1cm  縦長長方形部 縦 1.8cm 横6.5mm 重さ 6g


                各\18,900 (税込) 
 GOLD仕上げ \22,050 (税込) 
ジッパーペンダント
 KSP-020
 ONE STAR 
KSP-021
HORSESHOE
   KSP-022
  DICE
(金メッキ付) 
BACK SIDEにTHE KINGロゴと
SILVER 925の刻印入り




番外編   〜パーカー大佐もまたロックンロール(?!)

 数々の見逃せないポイントがある「ELVIS 56」じゃが、あえてもう一点付け加えるならば、それはマネージャーであるトムパーカー大佐の“必殺仕事人”ぷりじゃ。その超モーレツなプロモート・アクションは、それ以前に前例がないだけに凄まじいこと、この上ない。どんな些細な機会も見逃さず貪欲にエルヴィスを売りまくる!逆境も好況に変えてしまう、負けることを知らない商魂。「君の100万ドルの才能を100万ドルの現金に換えてみせる」ってエルヴィスを口説いたようじゃが、実際、パーカー大佐自ら知恵出し、汗出して、100万ドルどころか1,000万ドル分ぐらい働いてますなあ〜。

 エルヴィスのバカンスついでに企画したような故郷凱旋公演でも、会場外でちゃっかりブロマイドを売ったり、エルヴィスが何気に遊んでやったゴスペルの弾き語りも聞き逃さず、発表する機会を瞬時に考案したり、映画出演に関する周到な計算に基づいた指示など、パーカー大佐の頭ん中は尽きることないアイディアの泉じゃ。また映像の中に見られるキャラグッズの数々は、すべて現代まで受け継がれているんだから恐れ入る。後のミュージック・ビジネスの基本の全ては、56年にパーカー大佐が実行したことなのじゃ。ロックン・ロールを音楽ジャンルだけではなく、熱狂するファン、そのファンを煽るビジネスまで含めた社会現象と考えた場合、ロックン・ロールを生み出したのは「エルヴィス&パーカー大佐」となることがよ〜く分かる。これぞまさしく、男の仕事じゃ!
「君の100万ドルの才能を100万ドルの現金に換えてみせる」というパーカー大佐の50年代。 有言実行され今度は自ら映画の広告塔、歩く宣伝マン状態のパーカー大佐の60年代。 ストローハットなどの当時のコンサートグッズでまだまだ商売継続中状態のパーカー大佐の70年代。


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