ROCK FIREBALL COLUM by NANATETSU Vol.16


 わしの親友、生命の水、要するに生きるためのガソリンであるジャック・ダニエルズのアイコンをクリックした諸君。 そろそろわしの酔っ払いのタワゴトでさえ心地良く感じる境地に達しておることじゃろう! たいしたもんじゃの〜(?!)。 その素晴らしき感性を褒め称えよう! 何?感性じゃなくて忍耐力じゃと? まあええわ。 なんつたって今回でわしの大コーナーも16回目じゃ。  しかもアイコンがジャック様じゃ! 飲まなきゃおれんこの季節、ドンピシャ!のタイミングでこのアイコンを用意して下さったTHE-KINGにまず敬意を表しつつ、今回も飲んでかまして賑やかに、そこでまた一発カマしてしんぜよう! 新年はすぐそこじゃ。 ガソリン補充も充分の七鉄先生のシフトは、ついにトップに入った!!

七鉄流・師走の酔眼夜話(すいがんやわ)
一年の計は元旦のナッソースーツにあり”!


 ええ季節じゃのお〜。 今年の年の瀬もわしは絶好調じゃあ〜。 夜な夜なアルコールの海を遊泳しているようでたまらんのお〜。 じゃが決して溺れてはおらんぞ。 自制心をもってちゃんと毎晩帰宅しておるっ! もうちょっと飲みたいのを我慢して帰宅するのもなかなかオツなもんで、帰宅途中で新しい発見ってもんもあるんじゃ。

 飲酒運転の取締りが厳しいご時世になったこともあり、最近はどこでどんだけ飲んでも、電車で帰宅するわしじゃ。 まあタクシーの方が安心じゃが、タクシー代なんぞがあったら飲み代にまわしてしまうわい。 
 この時期は始発電車から結構混んでいたりして、当然電車の中がちょっと酒臭い! 12月特有の“裏”風物詩って感じじゃが、始発電車、もしくは終電車の中でわしはふと気が付いたことがあった。 服装がわりときちんとしている輩っつうのは、たとえ赤ら顔をしていても、睡魔のせいか多少動作が鈍くなっていても、酔いつぶれたり千鳥足に至ることはまずないといっていい。 この場合の「きちんとした服装」つうのは、「高価な服」とか「キメキメ・ファッション」ってことではなく、その人なりの統一されたセンスってことじゃ。
  この世の中、一歩外に出れば戦場じゃ! 外出着は男の戦闘服であるっ!って訳でもなかろうが、やっぱり服装に自分なりの気配りをする連中ってのは、その行為に最後まで責任を持つ傾向が強いんじゃろうな。 どんなに着飾っても、泥酔しちゃったらただのピエロ・・・カワイイおべべが泣いている、なんて教育委員会みたいなことを言うつもりはないが、ファッションってのは単なるお洒落以上の精神的な効用が強いことをあらためて教えられたようじゃ。
 そこで諸君、わしからの提案じゃ。 日本では「一年の計は元旦にあり」と言うが、ロッカーたる者、正月こそ自分のベストファッションで身を固めてから、一年の計画を立てようではないか。 元旦だけではなく、初詣や友人、知人への挨拶まわりも同様じゃ。 そうやって身も心も引き締めて新年の門出を自ら祝うってのも悪くない。
 スエットやジャージで炬燵に入って・・・もしくはジーンズにテキトーなジャンパー羽織って背中を丸めて両手をスリスリしながら「明けましておめれとう」なんて言ったって、気合は入らんし、そんな態度ではカレンダーの12月が1月に、06年が07年になっただけってことにもなりかねない。

 一年の重要な計画を立てるなら、良いスタートを切るなら、それに相応しいファッションがあって然るべきじゃ。 ロッカーたる者、それはやはりナッソースーツがベストじゃな。 アメリカでは、公の祝典や記念すべきパーティーにもナッソースーツは堂々と着用されているが、日本ではどうもロッカー同士の集いの場に限られている感がまだまだ強い。
 自分の心意気ってもんは、相手に伝わってこそ花開き、輝くものであって、そのためにもファッションは一等大切じゃ。 ナッソーはもともとリラックスやお出かけ用として世に出たスポーツジャケットであるが、実は正装着としての風格もバッチリ兼ね備えている事にニッポン人はまだ気がついてないんじゃ。 それを内輪だけの披露で終わらせてしまうのは実にもったいない事であ〜る!

 そこで新年早々ナッソーでキメて「今年のオレ様は違うぞ」って感じで家族を、友人を、恋人を驚かせてやれ。 そして初詣の願掛けの際にはコートの前をはだけて、しっかり神様仏様にナッソーを見ていただこう。 そこまでやれば、おみくじだってきっと“大吉”じゃ。 
 お正月景気で賑わう喫茶店やレストランでも、胸をはってナッソーを披露して周囲の視線を釘付けにするんじゃ。 その痛いほどの視線をしっかりと受け止めることで、年初の心意気ってやつを確固たるものにせよ! あとは「有言実行」あるのみじゃっ。 とにかく、年初から突っ走るんじゃ諸君!



ロカビリースーツ ロカビリージャケット 「でもうちのジイ様やトーちゃんは洋モノが苦手で、新年早々ナッソーなんて・・・」とご家庭の純和式のしきたりに遠慮している輩は、「ジイちゃん、実はね、このスーツにはカスリという和服にも使用される生地のパターンもあるんだ」とか、「まあまあトーちゃん。トーちゃんの青春時代、憧れの亜米利加のハイセンスな連中に愛用されていたスーツってコレなんだ」とか、とうとうとナッソースーツのノーガキをかまして、諸君の博識ぶりを披露したまえ。 男のノーガキとはこういう時に活きてくるんじゃ。
  「○○よ、いつまでも子供だ子供だと思ってたが、成長したのお〜、ううっ(涙)。いやあ〜メデタイ。実にメデタイ。まあ飲め!」とかなんとか喜ばれて家庭内で男を上げる絶好の機会に成るってもんじゃ。 ロッカーとして何とも幸せなお正月ではないかっ!
 そのためにはだな、THE-KINGのHPにあるナッソースーツのキャッチーなコメントを事前にしっかりとチェックしておくのじゃ。  THE-KINGの歴史は、ある意味で日本のナッソースーツ制作の歴史でもある。 生地や切り替えしのパターンも豊富であり、すべての製品の職人的なきめの細かい完成度が特徴じゃ。 
 そして何よりもデザイン・センスの原点には常に毅然としたロックスピリッツが存在しておる。 こだわり抜かれた製品だけに、そのコメントもシンプルかつ多彩じゃ。 コイツを丸暗記しておくだけでも役に立つぞ! 手ごわいお相手を納得させるには、それぐらいのしたたかな下準備も抜かりなくしておくのがデキル男ってもんじゃ。
 
 なにい〜、まだナッソースーツを持ってないだとお〜。 ・・・ったく諸君の2007年は終わりじゃ・・・じゃなくて、まだ時間はあるっ! しっかりTHE-KINGのHPをチェックしてお気に入りの一着をゲットするんじゃ。 
 ぬわにい〜、金が無いじゃとお〜。 無いなら今は無理せんでもええ。 お気に入りの一着を見つけて、そいつを着ることを07年の目標に掲げればいいだけのハナシじゃ。 明確な目標こそ、男を奮い立たせてくれるってもんじゃっ!

 誰しも身が引き締まる厳かな新年、ナッソーでキメた諸君、ナッソーを求める諸君のそのスピリッツへ、必ずや天国の「キング・オブ・ロックンロール」から素晴らしいお告げが届くはずじゃ。 約束しよう。 わしもとっておきの一着をまとって新年を迎えるぞー! どんな“お告げ”が届くか今から楽しみじゃ。 毎晩飲みすぎて千鳥足なんかで帰っとったら、“お告げ”どころか“最後の通達”(人生退場?!)がきそうだから気を引き締めておかにゃならん。
    
ロカビリージャケット
 それでは諸君、来るべき2007年にナッソースーツとともにロケットスタートを切れるよう、くれぐれも飲みすぎ、騒ぎすぎにご注意せよって、わしに言われたくねーかっ! まあまあ、♪〜ジングルベール〜♪のリズムがハードロックに聞こえるような、108回の除夜の鐘が216回に聞こえるような飲み方だけはせんようにな!    



 七鉄・雑記編   

 除夜の鐘っつうのは、人間の108の煩悩(ぼんのう)を除去し新年を迎える意味を込めて108回つくと言われておる。 どんなオオバカモンでも厳粛な気分にさせるあの鐘の音を聞けるのももうすぐじゃが、除夜の鐘の回数と同じ108の縫い目があるボールを投げる日本男児二人が、来年から活躍の場をアメリカに移すことになった。 松坂くん(前西武)と井川(前阪神)くんの日本を代表する投手じゃ。 野茂くんやイチローくんの渡米から始まった一連のこの動きに対して、「日本プロ野球界の空洞化」と嘆く声が多いが、わしはむかしっから大いに賛成じゃった。 若者にはより高いレベルへ、より未知なる世界へどんどん旅立っていってほしいと思うとる。

 わしの若かりし時? そこをツッコマレルと心苦しいのじゃが、あの頃のアメリカは禁酒法の時代であり、わしの様な大酒飲みにはアメリカのビザが発給されなかったんじゃって、そこまで年寄りではない! でも1ドルが360円時代であり、アルバイト時給が300円ぐらいだったわしにはアメリカは遠かった・・・って、アメリカに持って行く金じゃなくて才能が無かったんだろうって、悔しいけどそれが正解じゃあ〜。 正直なところ、後先のことをなんも考えずに行くには行ったんじゃ。 才能が足りなかったばっかりに、アメリカのスケールってやつにただただ圧倒されただけじゃったのお〜。 
 ちなみにこれから井川くんが行くニューヨークのとあるバーで、わしはアメリカ人二人を相手にブロークンな英会話を炸裂させて「大ロック論争」をブチかまし、ついには論破した、じゃなくて酔いつぶしてやった(?!)のはいい思い出じゃっ! あん時の酒はジャックじゃのうて当時の高級ウイスキー、ジョニ黒じゃった。 飲み代? ビンボー旅行中のわしに払える訳はないから、酔いつぶした勝利のシルシとして全額相手の伝票につけてしまったわいって、どこに行ってもそんなことしかできんから、マーガレット嬢にも祇園レディにも愛想を尽かされてしまうんじゃな。 諸君も大切な才能や男の魅力を酒で潰さんようにな!

 ロックの親玉であるブルースの世界では、優秀な新人はまず自分の生まれ育った土地で才能を開花させ、その才能をよその土地に行って伝承できることがブルースマンとしての成功とされている。 そこまで出来てはじめて「NEW KIDS IN TOWN」という称号をいただけると、某ブルース教典に書き記されておる。
 正月から颯爽とナッソーを羽織って、ロッカーとしての心意気を新たにしようとしている諸君。 インターネットの普及により、人々の感性のグローバル化は拍車がかかっておるが、 それはまた世界中が「NEW KIDS IN TOWN」の出現を待っているということじゃ! 自分自身の存在に自信を持ち、過ぎ行く06年をあたたかく送り出し、大いなる2007年の到来を受け入れよう! 世界は諸君を待っておるっ!



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