細身ベルトのイカしたイラストをクリックした諸君。ミサイル騒ぎで緊張の走る世の中でも、50’sファッション裏街道の雄であるアイテムにカーソルを合わせてしまう君たちは相変わらずクールじゃのお〜。。日本沈没になろうと、地球がぶっ壊れようと、そのスピリッツは永遠じゃ!といつものノリでいきたいところなんじゃが、まあこのご時世であり、命あってナンボのものなので、今回は過激な発言を控え(?)、珍しくシラフの頭で少々“天下国家”を論じるとしよう。「テメーごときに言われたかねえよ」「コムズカシイ話は御免だぜっ!」って安心なされ〜い。メインはあくまでもキング・オブ・ロックン・ロール、エルヴィスじゃ!

           七鉄「ROCKと国家の関係」を語る
 〜小泉首相グレースランド訪問とキング・オブ・ロックンロールの苦悩について〜
 
 「アメリカ大統領がグレースランドへ日本の首相をご招待!」  しかも晩餐会最大の出し物はブライアン・セッツァーご一行様じゃ! このロック史上に残る大ニュースを素直に喜んでもいいところじゃが、実はわしは少々戸惑いを隠すことができんかった。 なぜならば諸君、約50年前にロックが世の中に現れた時は「悪魔の音楽」「低俗な退廃音楽」って、頭のおカタイ連中からはこれ以上ないっ!っつうぐらいヤラレタもんじゃ。 くやしいこと、この上なかったもんじゃ。 それに当時は「ロック!」「エルヴィス!」なんて自分の娘が口にしようものなら、親御さんたちは娘さんを家に閉じ込めちゃったぐらいの嫌われようだったんじゃぞ〜。
 だからわしも愛しのマーガレット嬢とコンタクトをとるのに苦労したもんじゃって、それはわしが相手にされていなかっただけっつう説もあるようじゃが、そんなこと知ったことかっ! ところが今では国家のVIPのおもてなしにエルヴィスやロックが使われるだとぉ〜? う〜ん、昔の恨み辛みは時効として水に流してもええが、時代は本当に変ったんじゃのお〜。 老兵は去り行くのみか? しかしながらキング・オブ・ロックンロールのエルヴィスは、この大ニュースを果たして喜んでおるのじゃろうか?! ちなみに諸君、ここでイイことを教えてしんぜよう。アメリカで「アメリカンズ・ロックン・ロール・ホワイトハウス」と言えば、エルヴィス邸グレースランドのことを指すのじゃ。




 もともとアメリカ政府っつうのは、自国の文化を海外侵略の一環として利用してきたんじゃ。 アメリカの映画やファッションを世界に広めることは重要な軍事プロジェクトとして存在し、思想や文化の違う他国をアメリカ色で塗りつぶすためにあれこれ策略をめぐらせてきたんじゃ。映画スターやファッションリーダーたちの多くが政府の要職者たちと関係が深かったのは、そういうことなんじゃ。 そしてアメリカがベトナム戦争を強行して世界中から非難されていた60年代末期になると、アメリカ政府はエルヴィスに白羽の矢を立てたんじゃ、これが。 当時のニクソン大統領は自らエルヴィスに接近してきて、世界的非難の鎮圧と次なる海外侵略にエルヴィスを利用しようとしたのである。


 60年代末期にエルヴィスが音楽界にカムバックしたことは、一般的にはビートルズ、ストーンズをはじめとする一大イギリス勢力に対するアメリカ文化産業界の切り札的対抗策と言われておるが、それはあくまでも表向きのオハナシ。 コトの真相はこういうことだったという説が有力じゃ。 ニクソン大統領は、エルヴィスとのお近づきのしるしとして、まずは「君の人気をガードするためにビートルズをアメリカから抹殺しよう」と持ちかけたっつう有名な話もある。 エルヴィスに無理矢理ホワイトハウスを訪問させ、握手をさせたような痛々しい写真も残されている。 カムバックしたエルヴィスは、ヴェガス・カラー一色に変身して、アメリカンポップスの巨匠としての存在感が過剰に演出されておったが、それは「世界中をエルヴィス万歳!、アメリカ万歳!!にせよ」っつう政府からの発令が背景にあったのじゃ。



 エルヴィスはアメリカ国内ではスゴ過ぎる復活を果たすものの、しかしながら海外公演は行わなかった。それは、アメリカという国家そのものを背負わなければならなかった自分の、海外での身の安全を案じていたことは事実ではあろうが、何よりも国家の海外侵略に利用しようとする政府に対する反抗だったという説もあるんじゃ。 やれ飛行機嫌いだからとか、やれホームシックになりやすいからだとか、国内に留まるエルヴィスに対して、マスコミはいい加減なことを言ってくれたもんじゃ、まったく。
 しかもアメリカ国内でのエルヴィスの熱唱は、政府の思惑を超越して、反戦への道しるべとなる心の平和を聴衆へ訴えることになったんじゃ。やがてベトナム戦争は緩やかに終戦へと向かっていくんじゃが、それはエルヴィスの反抗と熱唱の賜物であると、わしは信じておる。エルヴィスはまさに自らの命の炎を燃やしつくすことで、アメリカ政府の軍事政策を葬り、いまわしい戦火を消し去ったのである!

 これこそ、
 キング・オブ・ロックンロール最後の偉大な功績なのであ〜る。


 ついでに言ってしまえば、エルヴィスにはアメリカ軍部に対する複雑な感情があったのかもしれん。60年代初頭にエルヴィスは兵役に就いているが、その間キング・オブ・ロックンロールとしてのキャリアとプライドを引き裂かれるような経験をしたらしい。だから辛い過去と向き合い、自分の力でそいつを克服することがエルヴィスには必要だったのかもしれん・・・。これが「理由ありき反抗」「男の戦い」ってもんじゃのお〜。

 「戦争反対!」「平和を我らに」と声高には主張せず、奥深い音楽の魂をもって「世界平和」を訴えたエルヴィス。 そんなエルヴィスだからこそ、再び先進国家の軍政や軍事力がクローズアップされる現代において、国家ブレイン同士の交流の場に自分の軌跡が引っ張り出されることをどのように感じておるのだろうか。
 小泉首相が「エルヴィス邸にミサイルが飛んでこなくてよかった」と言った言わないが取りざたされておるが、これがエルヴィスの真意を汲み取った上での発言であれば、一人のエルヴィス・フリークとしての立場からわしは拍手をお送りしよう!





★七鉄のアイテム紹介コーナー  「ブーメランリング」  KSR-012

 我がニッポンの若者も本当にオシャレになり、そのセンスも欧米諸国に勝るとも劣らないレベルに達してきおった。THE-KINGの愛好者諸君に到ってはなおさらのことじゃ。だが日本人のオシャレ感覚を冷静にチェックしてみると、意外と優先順位が高くはないと思われるのがリング(指輪)じゃ。リングというと、結婚、婚約指輪に代表される記念品としてのイメージがまだまだ強いのかもしれんが、今や、指だけ、手だけを魅せる“指俳優”“手女優”なる職業も出現した時代じゃ。指、手のオシャレにももっと注目しようではないか。このコーナーまで丹念にチェックしてくれる諸君には、もっとラフに、もっと個性的にリングをキメてほしいものじゃ。
  
 そこで今回はちとミステリアスなアイテムである「ブーメランリング」をご紹介しよう。2本のV字ブーメランを組み合わせたシンプルでシャープなそのボディは、三次元の妙味ともいうべきV字の角度と、ユニセックス的なカーブラインの軌道が特徴じゃ。リングであってリングでないような、キメのパートがあってないような、いわば結論なき造形美といった趣じゃ。こういうミステリアスな雰囲気があるデザインこそ“クール”と呼べるのかもしれん。
 また、いわゆるリングのみの部分(輪の部分)がなく、360度すべてに渡って統一的にデザイン化されているといっていい。手の平側からもデザインを拝めることができるし、指にはめたまま45度回転させれば、ブーメランの先端の向きが変わるし、写真でみるより、実際に指にはめた方がそのユニークさがわかるというものじゃ。指の長さや太さとのバランスはあまり考えずにはめられるぞ。表(おもて)のデザインの個性で勝負するリングもよいが、こ〜した“不思議性”で指元をコーディネイトするのもまたクールな個性というもんじゃ。

ブーメランとはもともと狩猟の道具であり、優れたハンターはみんなブーメランの名人だった。仮にターゲットに命中しなくても、必ず投げ手の元に戻ってくるように操作できるのが名人じゃ。愛しのレディのゲットがままならぬ諸君、このブーメランリングをはめて、何度でもレッツ・トライ・アゲインといこう。 

 
SILVER925製 サイズ指定可 \18,900(税込)
ロックンロールファッション ロカビリーリング



 番外編   

 オリンピックもWBCもサッカーW杯も終わってしもうた。 スポーツ狂でもあるわしとしては格好の酒の肴が少なくなってちと寂しゅうなってきたが、ジダンの頭突き事件で幕を閉じたW杯、あれは悲しい結末じゃった。 ジダンはサッカーの世界では「将軍」とまで呼ばれている男。騒がしいご時世だけに、あの乱心は誠に遺憾じゃ。あれではネオン街の世界で「暴れん坊将軍」(?!)と呼ばれているわしと同じではないかって、わしは酔いが回ってテーブルに頭をぶつけてしまうだけのことじゃっ! いずれにせよどっかのお国の「将軍様」じゃないんだから、最後まで感動と平和をもたらしてほしかったもんじゃのお。
 ところで、先日ロック好きの某作家殿と徹夜酒をする機会をいただいたんじゃが、その作家殿は実にイイことを言っておった。 「最高のサウンドを届けてくれたロッカーに対して、尊敬の念を忘れてはならない!」とな。 まさに“我が意を得たり!”じゃ。ロックっつう音楽は強烈なビートに支えられた音楽なんで、つい興奮し過ぎて自分とアーティストが一心同体であるような錯覚を起こしてしまうもんじゃが、尊敬の念を大切にしていれば、彼らの音楽は心のより深〜いトコまで届いてきて、より幸せになれるってもんじゃ。

 さあ〜て、もうすぐエルヴィスの29回目の命日じゃ。記念すべき30回忌の盛り上がりの前に、今年の命日は「平和の伝道師」としてのエルヴィスに敬愛と尊敬の念をもってしっとりと黙祷を捧げよう。 エルヴィスの意志を継承してわしらにできることは、まずご近所お隣さんと仲良くすることじゃな。 偉い牧師様も言うではないか。「汝、隣人を愛せよ」とな。それではわしは、さっそく酒でも持って愛しのマーガレット嬢と親交を深めに行こう〜♪って、これではいつもと変らんな〜。珍しくシラフなのに頭ん中はやっぱり同じかっ!






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