8鉄風 ROCK COLUM by 8TETSU Vol.128


カントリーってなんだ?(第1回 検証編)



なみさん、んこばんは!
夏も近づく88鉄です!もう、秋になっちゃいましたが!

いきなりですが、カントリー&ウエスタン、ってなんだろう?って考えてみたんですよ。
で、これが「答えのような感じのもん」

では、みなさん、ごきげんよう!
ダメ?あ、そう、ダメなのか。わかったよ、じゃあなんかしゃべるよ、面倒だなあ。
直訳するとなんだべか?「田舎と西部」?なんだそら??さっぱしわかんねえな。
実はっすね、わたくし、知識がほとんどないんですよ、カントリー・ミュージック。
もともとのルーツ、ジミー・ロジャース、カーター・ファミリーといった30年代の人たちや40年代の素朴な民謡に近いブルーグラス音楽、同じころに流行った、どちらかというと「ジャズの一種」であるウエスタン・スイング、黒人音楽との折衷だった初期のロカビリーといったあたりは、少年時代から関心があって、たくさん聴いたり演奏したりしてきたのですが、カントリー&ウエスタンの「主流」というか「純粋なカントリー音楽」って、どんなんだっけ?と思ってネットみたら、ほとんど知らないことに改めて気が付いちゃいました。

THE KINGのシャチョさんが、「げんこげんこげんこげんこ・・」ってうるさいので、「ほんじゃま、ロカビリーっつったら、カントリーについてちょっと書いちゃるか!」と思いついたのに、まったく何も書けません、これでは!
というわけで、調べたのですが、めんどっくせ!ので、wikipediaへのリンク貼っときました。
では、また!!シーユー!
ダメ?まだ、ダメなの?

うーん、困ったな。そうだ、wikiに書いてあることにいちいちつっこみを入れるってんはどうよ!? いいじゃんいいじゃん、おれって天才じゃん?
とぶつぶつ言いつつ、勝手に話を進めてしまおう!
なになに、まずは、イントロ。
「カントリー・ミュージック(英語: Country Music)とは、アメリカ合衆国南部で発祥した音楽である。アパラチアン・ミュージック、マウンテン・ミュージック、ヒルビリー、カントリー&ウエスタンなどと呼ばれた時期を経て、現在の名称となった。 ヨーロッパの伝統的な民謡やケルト音楽などが、スピリチュアルやゴスペルなど霊歌・賛美歌の影響を受けて1930年代に成立した。ブルーグラス、ジャグバンドなどの分野とは、相互に影響を与え合って発展してきた。主流の保守的なカントリーに対して、オルタナ・カントリー、アウトロー・カントリーなどのジャンルもある。また近年、アメリカーナという新しいジャンルも音楽界に創設された。」

ふむふむ、ほうほう・・・え???「カントリー&ウエスタンなどと呼ばれた時期を経て」???
今は、カントリー&ウエスタン、って呼ばないのか??だめだ、こりゃ。もうこの段階でわたしゃあ、過去の人、だ。
じゃ、さいならー。
ダメ?ダメなのか・・はいはい、わかったよ。
ふむふむ、ケトル、違うな、それじゃヤカンだ、そういや昔、「ヤカンオヤジ」って禿げがいたな・・違うか、ケルトか。ケルトってなんだべ? まあ、いいや。で?そうだろな、そうそう、ブルーグラスだのジャグだの・・え??なに?お、おるたな?あうとろーかんとりー??なんだそら?
あめりかーな??それって単にスペイン語でアメリカ人って意味じゃ?
えー、さて、みなさん。これで「おっ!そうかそうさあー!」と解った人、いる?
わたしにゃさっぱりわからないんだけど、まあ、いいや、どうせ字数つぶしだし。(いてえな、なにすんだよ!社長!!このタコてめえ 以下略
続きを読んでみちゃう。楽器か。
「演奏には当初、ギター、マンドリン、フィドル(ヴァイオリン)、バンジョー、リゾネーター・ギター、ペダル・スティール・ギター、ウッドベース、オートハープ、アコーディオン、ハーモニカなどが用いられ、時にはジャグ・バンド同様に金属製のバケツやたらい、洗濯板やのこぎりなど生活用品や工具や農機具なども使われた。」
ホント???工具や農機具??ジャグバンドはそういうのあるけど、それってカントリーなの?ま、いいや。気になるのは、農機具だな。なんだろう、農機具って・・・脱穀機か!!トラクターか!!どんな風に演奏するのだ??



あー、ははは、まあ、いいやー。次!
「現在のカントリーバンドの構成は、いわゆる"普通のロックバンド"と同じ、ギター、ベース、ドラム、キーボード等が中心で、そこにフィドルやバンジョー、スティール・ギターなどを加えて、俗に言う"カントリーらしい味付け"をする場合も多いが、必ずしもそれらの楽器が必要というわけではない。」
これはわかるな、そうそう、たまにききかじるような「ドカントリー」って、最近はみんな「ただのロックじゃん」って思うもんなー。
あ、そうだ、カントリー・ミュージックの大ファンの方っています?いたら、最初にあやまっとこ。あんまり好きじゃないんですよ、こういうの。ごめんねごめんねー。
で、次はなに?イメージ?
「西部開拓時代やカウボーイを連想する人も多いが、それはあくまでもハリウッドの映画産業やブロードウェイ・ミュージカルなどが作り上げた西部劇の影響であり、元々はそれほど深い関係にはない。そもそもカウボーイ全盛の19世紀にはまだ「カントリー」という概念は存在せず、20世紀に入ってからの西部劇で演奏された曲も、クラシック音楽の作曲家が民謡などをベースに作った映画音楽・舞台音楽の類で、厳密に言うとカントリーというジャンルにも当てはまらない場合が多い。 後に一部のカントリー・ミュージシャンがそのイメージと人気にあやかり、カウボーイハットやブーツを身に付け、西部劇風の演出を取り入れる様になる。 しかし現代のカントリー・ミュージシャンは西部劇で描かれるような世界観ではなく、むしろ現在のカウボーイのイメージを確立し、ピックアップトラックやATV、釣り具や銃器・狩猟具関連のテレビCMなどで頻繁に彼らの曲が使われる。」
あ、わかる、これ。これは知ってる。カウボーイとはなんの関係もないんですよ、ホント。そうそう、だけど、わたしは「本物のカウボーイ音楽」のほうに関心があるなあ。ピックアップトラックとか釣り具とかなんの興味もないしなあ。俺は銃規制すべきだと思うしな。これじゃあカントリー音楽自体に興味がわかないわけだね。
「人種」、「愛国」あたりは、長い割に、たいしたことが書いてないので、ここには載せないけど、たしかにこういう音楽なんだろうな、というのは感じる。んま、はっきり言っちゃうと、カントリー音楽って、日本で言ったら「軍歌」みたいなもんじゃねえか。星条旗の服着た歌手なんて、ドカントリー以外考えられないもんな。キャプテンアメリカかよ、みたいな。漫画ならいいんだけど、リアルでやられると引くよなー、つか、日本人に理解できるはずなくね?と思っちゃうんですけど。
「ダンス」の項は、「ラインダンス」とか、なんだか、つまんなそうなことが書いてあるので飛ばす。幼稚園でやったやつだよな、俺たちの世代はよ。あれは、フォークダンスか。ま、似たようなもんだろ。西部劇でよくみんなで踊ってる場面があるけど、あれだろ?ま、どうでもいいやあんなの。
「歴史」。これは、よく言われてることがそのまま書いてありますね。でも大事。

「北米大陸へ移住してきたアイルランド・スコットランド・イングランドなどのケルト系やアングロ・サクソン系を中心とした西欧・北欧・東欧系の移民が持ち込んだ音楽、特にケルト音楽やヨーデル、ポルカなどがアパラチア山脈一帯やアメリカ北東部からアメリカ南部にかけての山岳丘陵地帯の農村などで様々な音楽の影響を受け、オールドタイム・ミュージックやヒルビリー・ミュージックと呼ばれるアメリカ民謡の基礎を形成する。 それが19世紀後半の鉄道網の発達、蓄音機の発明、20世紀前半のラジオの普及になどにともなって北米大陸全土に広まり、その伝統民謡的な部分を保ち続け1940年代にビル・モンロー(Bill Monroe)等により確立された民謡スタイルの音楽をブルーグラスと呼び、逆に様々な音楽を取り入れ大衆音楽化して、変化し続けているタイプの音楽をカントリー・ミュージックと呼ぶ。
1930年代に活躍したジミー・ロジャース(Jimmie Rodgers)やカーター・ファミリーなどが創始者といわれる。」



ま、これは、確かにそんな感じじゃないかな。カントリーやブルーグラスの2ビートの根っ子は、ヨーロッパ(特にチェコ)のポルカ。面白いのは、カントリーの愛好家とかミュージシャンって、欧州のポルカ(特にアコーディオン)を「だっせえ」とか言う人多いのに、それが親元なんだってことを知らない人が多い点。違う違う、というが、そんなに違わない。単なるツービートなんだから!コマネチ!!じゃねえよ!
細かなことだけど、後半はちょっと見解がわかれるところで、ブルーグラスは伝統民謡、流行歌はカントリー、というのは違うという人もいます。でも、わたくしは、このwikiの記述が正しいと思う。なぜかというと、「なにがブルーグラスか」という話に過ぎないからですよ。伝統的な器楽編成(フィドルやバンジョー)にこだわってるから「伝統保持」だっていうのじゃなくて、ブルーグラスって「ビル・モンロウの音楽」のことだって思えばわかりやすいです。すっごく狭いんですよ。これ本当。本物の大御所がそう言ってるんですから。あとのブルーグラスバンド(だと日本人が思っているもの)は、ブルーグラスバンド編成をとっている「なにか別のもの」なことが多いです。なにか別のもの、ってのは、ロックとかカントリーとかだね。
50年代から80年代は一言でくくれちゃいます。要するに、日本でいえば、歌謡曲みたいなもんになった、ってことです。このあたりにでてくる、「イーグルス」とか「CCR」とか、こういったあたりでカントリーに触れて好きになった、と言う人がわたくしの周囲には圧倒的に多い。世代的にそうなんでしょう。70年代に小生意気で外国かぶれのティーンネイジャーだった世代なので。わたしは、なぜか、ぜーんぜん聴いてませんでしたけど、きっとラジオが壊れてたからでしょう。(嘘



「現代のカントリー・ミュージック」のところは、まったく、ぜーんぜん、さーっぱりわかりまへん。一言だけいえば、「わたくし、実はバリバリの日本人でございます。」と言う感じでしょうか。アメリカの政治と深く結びついているカントリー音楽は、メロディがどんなに美しかろうと、ウイリー・ネルソンがどんなに渋かろうと、内容を聞けば、日本人にはなかなか理解しがたいものであることがわかると思います。
ま、極東の黄色い平たい顔族なのに、「俺はぜーったいにアメリカジンなんだっ!!」って言い張る人は、それはそれで自由ですから、止めませんけど。
・・・という目で、わたくしが読んでしまうのが、次の項目「日本の現状」。
日本国内では、カントリーという音楽ジャンルとしての規模が非常に小さいが、カントリーに影響を受けた他ジャンルのミュージシャンは多く、またプロのカントリーミュージシャンも少なからず存在する。 毎年 秋に熊本県阿蘇の巨大野外ステージで開かれる『カントリーゴールド(COUNTRY GOLD)』というイベントをプロデュースし、自身も出演する チャーリー永谷はその草分け的な存在。 しかしながら、そんな日本人カントリーミュージシャンたちの多くは、戦後間もない時期に進駐軍やFEN(米軍極東放送)などを通してカントリーに触れ、ロカビリーブーム到来と共にバンドを組み、朝鮮戦争やベトナム戦争当時、アジア各地の米軍キャンプやその周辺のクラブで演奏していた世代、もしくは多少若くても40代から団塊の世代にかけてがほとんどのため、アメリカの最新流行とは多少のズレが生じている。(カントリーへの造詣が深いことで有名なフォークシンガー なぎら健壱はその普及にも熱心だが、彼にも同様のことが言える)
ただ、カントリー自体の認知度が低かったり、一、二世代前のイメージが残る日本でも、映画「パール・ハーバー」や フジテレビ系列で放送されたテレビドラマ「薔薇の十字架」の主題歌を歌ったフェイス・ヒル、映画「コヨーテ・アグリー」の挿入歌やアテレコを担当し、自身も本人役でカメオ出演したリアン・ライムス、ポップ・カントリーで旋風を巻き起こしたシャナイア・トゥエインなどのアルバムはそれぞれヒットとなった。最近も、ディズニーのアニメーション映画「カーズ」にサントラに参加したラスカル フラッツ(Rascal Flatts)や、FOXテレビの人気アイドルオーディション 番組『アメリカン・アイドル』で優勝し デビューを果たした キャリー・アンダーウッドや、ケリー・ピックラー(Kellie Pickler)、10代を中心に若者からの人気が高く、立て続けにヒット曲を生み出しているテイラー・スウィフトなどもかなりの人気を得ている。 しかしこれらは日本ではマーケティング戦略上、ポップ音楽や映画のサントラに位置付けられている場合が多く、決してカントリー自体の知名度やジャンルの規模が拡大しているとは言えない。

ま、当たり前ですね。だってわかんないもん。音楽に国境は関係ねい!!!それはホント。
言葉は関係ない!!それは嘘!!カントリー音楽ってインストは現在、ほとんどないはず。(主流、と言われているものは。)結局、歌の中身に共感出来るか?が重要なポイントです。英語がわからなければ、わからないし、わかっても、アメリカに住んでないとわからないことが多いはず、と思います。
すくなくとも、21世紀の今。嵐、だとか、なんたら、だとか、かんたら、だのが流行っている日本の若い人が、ピックアップトラックとかローライダーに乗って、「イーハア!!」とか叫んでるカウボーイハットの「レッドネック野郎」をかっこいいと思ったりすると思いますか?あんな馬鹿みたいに大量のビールとバーベキュー食べられますか?
ないと思います。
さんざん、悪口を書きましたが、周辺の音楽はとても好きです。50年代前半のビル・ヘイリー近辺のウエスタンスイングとか、サンレコードのカール・パーキンスとか素晴らしい。ウエスタンスイングは基本的にインストルメンタルが大きな要素になっているので、純粋に音楽として楽しめるし、歌ものでも、当時のこのあたりの歌詞の内容は、ドスケベだったり、切ない恋の歌だったり、すごくわかりやすい。ちょっと英語がわかれば十分に共感も出来る。
いずれにせよ、そういう周辺音楽も含めて、日本で流行になる日は永遠に来ないでしょうね。適当に好きな音楽をピックアップして、家のPCで聴けばそれでOK!!ってことで今回はおしまいよーん。あー、やったなんとかなった!え?なにも解説してないって?
そうかー、じゃあ、今度詳しい人でもつれてこよー、っと。じゃあ、続く!





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